アメリカンフットボールの関東学生1部TOP8は、今週末の9月15日(土)、16日(日)に第2節を迎える。春季オープン戦、第1節を踏まえた各チームの戦力を注目選手を交えて読み解く。

第1節、法政大相手にランで78ヤードを獲得した明治大RB#9福田(撮影:北川直樹)

春の対戦では立教大が慶應大に24-10で勝利している。慶應大選手にタックルする立教大主将SF#8森上(撮影:北川直樹)
15日は立教大と慶應大の一戦が行われる。今年の秋は7チームのリーグ戦のため、各校試合がない節ができる。開幕の第1節でゲームがなかった立教は秋の初戦となる。十分な準備期間がある反面、ゲーム感覚が戻っていない状態で、1試合を戦っている相手との対戦は不利ともいえる。
その意味では、前節、中央大に試合最後のプレーでフィールドゴールを決めて劇的な勝利を飾った慶應大にとって、勢いというアドバンテージがより大きくなる。両校は春に対戦し、立教大が24-10で勝利を収めているが、立教大は今世紀に入ってから秋に対慶應大戦で勝利を上げていない。立教大が春に見せたバランスアタックで、秋の本番も勝利できるか。慶應が開幕2連勝とするのか。

関東屈指のQBという声もある、日体大#11小林。早稲田#97は主将のDL斉川(撮影:北川直樹)
16日の第1試合は、ともに初戦で接戦を落とした法政大と日体大が対戦。トップ戦線生き残りをかけた注目の一戦だ。日体大はエースQBとして3年目、#11小林のパスが法政大守備にどれだけ通用するか。
対するは、2012年以来6年ぶりの甲子園ボウル出場をめざす法政大。まさかの敗戦から二週間でどう巻き返すのか。 RB#3岩田のランに、QB1野辺からWR#11高津佐へのパスをうまく織り交ぜ、デプスを生かした総合力で押し切りたい。

法政大QB#1野辺とRB#3岩田(撮影:北川直樹)
16日第2試合は、今季優勝候補の早稲田大と、第1節で、法政大から32年ぶり勝利を上げた明治大が対戦する。明治大の実力が本物なのか、試金石となる大事な一戦だ。近年甲子園ボウルへの出場などで早稲田大に差をつけられているとはいえ、地力の差はそれほどなく、法政大や日本大に対してのような苦手意識もない。明治大の守備が、早稲田大の多彩なパスにいかに対処するかが大きなポイントとなる。

第1節で雨の中パスを投じる早稲田QB#11柴崎(撮影:北川直樹)
早稲田大のQB#1柴崎は、初戦の日体大戦では雨天の中で3インターセプトを喫する乱調だった。二週間でどこまで立て直しができたか。柴崎からWR#6ブレナンへのホットラインが機能して、パス攻撃が好調だと早稲田の大量得点もありうる。早稲田はパスだけではなく、RB#7元山、#30片岡といったRB陣も力強い走りを見せる。
対する明治大攻撃は、伝統のラン攻撃が目を引く。#9福田、#22加藤、#32小泉とRB陣の充実度は関東随一だ。前節の法政大戦でもランで206ヤードを稼いでおり、早稲田大守備にランで走り勝つことができれば、優位に立てる。今季エースQBの#4西本は機動力と判断にも優れ、走投のバランスがよい。早稲田守備の裏をかき、先手を取っていきたい。明治大攻撃がどのようなプランを実行するのか注目だ。

明治大SF#38加藤、LB#46和田(撮影:北川直樹)
守備は主将のLB#6茂木を中心に、LB#46和田、SF#38加藤ら下級生時から出場しているメンバーが多く、経験豊富な布陣だ。DLが柴崎にプレッシャーをかけ、余裕を与えないことを心がけたい。彼らが早稲田攻撃を封じることができれば、少し気が早いが、明治大は優勝争いの先頭に立つことになる。
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