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2019-07-11

【女子ボクシング】藤岡奈穂子vs天海ツナミ 女王対決はともに1回で計量をクリア

あす12日、東京・後楽園ホールで行われるWBA女子世界フライ級タイトルマッチの調印式と前日計量が日本ボクシングコミッションであり、チャンピオンの藤岡奈穂子(竹原&畑山)は50.8キロ、挑戦者でWBO世界ライトフライ級チャンピオンの天海ツナミ(山木)は50.6キロで、ともに計量を一発パスした。

写真上=ともに1回で計量をパスした藤岡(右)と天海

 男女を通じて初の世界5階級制覇を成し遂げた藤岡に、昨年度の国内女子最優秀選手賞に輝いた天海が挑む女子ボクシング最高級のカードは、両者ともベストコンディションを強調した。

 ともにこのタイミングで試合が実現したことに感謝。藤岡は「ベストな相手。集大成の一言です」と位置づけ、気持ち的には日本では最後の覚悟で迎える。天海も「実績では私の方が劣っていますが、しっかり勝って実力を見せたい。女子ボクシングの1位、2位と受け止めてもらっているので、どちらが一番になるかを決める気持ちです」と決意を語った。

 試合展開については「どんな戦い方をするかは自分でも分からないが、見ている人に大興奮してもらえるような試合をして、しっかり結果を残す」(藤岡)、「ベストなパフォーマンスをして勝つ」(天海)。長く日本の女子ボクシングをリードしてきた2人。歴史に刻まれる名勝負を期待したい。

藤岡(右)の持つWBAタイトルを懸けて戦う

藤岡(43歳):20戦18勝(7KO)2敗
天海(34歳):26戦16勝(11KO)9敗

WBA女子世界フライ級タイトル戦オフィシャル
レフェリー:染谷路朗(日本)
ジャッジ:浅尾和信(日本)
ジャッジ:吉田和敏(日本)
ジャッジ:飯田徹也(日本)
スーパーバイザー:ウォン・キム(韓国)

取材◎藤木邦昭

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