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2019-06-01

【ボクシング】ユース王者・石澤開が6連続KO勝ち 「もっと上を狙う」

日本ユース・ミニマム級チャンピオンで日本同級9位の石澤開(M.T)は1日、東京・後楽園ホールでインドネシア・ライトフライ級王者シレム・セランと8回戦を行い、4回2分52秒TKO勝ち。デビューから6連続KOを飾った。

最軽量級でありながら「判定で勝つ気はない」とKOにこだわる石澤が、この夜も破格の強打でインドネシア王者から4度のダウンを奪う圧勝。昨年11月、激闘の末にユース王座を獲得後、スパーリングで腰を痛めて7ヵ月のブランクを作ったが、無事に復帰を果たした。

脇腹に叩き込む左フックや打ち下ろしの右で攻め続けた石澤だが、手負いのセランに打ち終わりを狙われ、まともに右を浴びる場面も。「今日は緊張感がなかった。力みもあった」と反省し、今後は「接近戦でのコンビネーション」を課題に挙げた。

3月には日本体育大を卒業、新社会人としての生活もスタート。生コン会社でスコップを手に力仕事もするが、会社の理解で練習時間に支障はない。保持するユース王座より「上を目指したい」と日本、東洋太平洋王座へのステップアップを望んだ。

取材◉藤木邦昭

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