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2019-03-28

【ボクシング】源vs阿部、田村vs久我 5月のタイトル戦を前に火花

5月に行われる日本タイトルマッチに出場する4選手が27日、後楽園ホールのリング上からファンにあいさつ。それぞれ試合にかける意気込みを語った。

写真上=左からフェザー級の阿部、源、スーパーバンタム級の田村、久我

まずは5月1日、後楽園ホールで日本フェザー級チャンピオン源大輝(ワタナベ)と、IBF世界同級4位の阿部麗也(KG大和)が激突する。

今年のチャンピオンカーニバルでも最高と言われる注目カードを前に、チャレンジャーの阿部は「すいません、今日はスーツと聞いてなかったんで…」と軽装を謝りつつも、相変わらずの強気のコメントで源を牽制した。

「日本チャンピオンはデビューした時からの目標。誰でもなれるポストじゃないし、源チャンピオンをリスペクトしているが、5月1日は俺のための祝日になると思ってます」

対する源は「もちろん阿部選手の世界ランクあっての興行ですが、自分も16勝13KOは伊達じゃない。俺のコブシはそんなに軽くない」と応じた。

5月18日には墨田区総合体育館で、日本スーパーバンタム級の新チャンピオン田村亮一(JB SPORTS)が、元王者の久我勇作(ワタナベ)を相手に初防衛戦を行う。

2年前に当時王者の久我に挑み、判定で敗れている田村。望んできた再戦を前に「複雑な気持ちが多すぎて、全然テンションが上がらない」と明かした。

「ずっと断り続け、僕がチャンピオンになったら、やっぱりベルトがほしいからやる、そういう発想のヤツには負けたくない」

一方の久我は、和氣慎吾(FLARE山上)に敗れて失った王座の奪回をかける。「複雑な気持ちは一緒。しっかり田村選手を倒して世界といきたい。今度はぶっ倒して勝ちます」と宣言。これを聞いた田村は「久我選手、頑張ってください」と無表情で返した。

新元号になって早々、リングは熱くなりそうだ。

取材◉藤木邦昭

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