上写真=2回にトータル4度目のダウンを奪ってTKO勝利を収めた清水。これでプロデビュー以来8戦全KO勝利!
手のつけられない強さとはこのことだ! 3日、東京・後楽園ホールで行われたOPBF東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ12回戦は、2012年ロンドン五輪バンタム級銅メダリストで、チャンピオンの清水聡(32歳、大橋)が、16戦16勝(10KO)の関西のホープ、上原拓哉(23歳、アポロ)を初回から圧倒。2回に3度、3回に1度の計4度倒して1分26秒TKO。2016年9月のプロデビュー以来8戦オールKO勝利と同時に、同王座4度目の防衛に成功した。
サウスポー対決は、格の違いが明白に表われる結果となった。初回から179cmの長身を生かして上原のブローを見切った清水は、2回にワンツーで1度目、「ジャブを当てたら、倒れていったので次の左は当たってない」と右で2度目、前に出てきた上原に右フックを引っかけて3度目のダウンを奪った。
残り時間もまだ多く、このままストップに持ち込むかと思いきや、野球のピッチャーのような左のスイングブローを連発して空振り。場内をドッと沸かせたが、「あそこで一気に攻めなかったのは、清水のプロ意識。見せ方を知っている」と大橋秀行会長も納得のパフォーマンスだった。
3回、詰めは鋭かった。得意の右フックで上原の顔面を打ち抜いて効かせ、続けて放った左ストレートで都合4度目のダウンを奪い、レフェリーストップ。圧巻のKO劇を披露した。
「ダウンは初めて。1度目は気づいたら倒れていて、足がないような感じでした」と、上原も脱帽するしかなかった。
「いままででいちばん良い試合」と本人も納得の内容。大橋会長も、「来年は世界挑戦1本に絞っていきたい」と、愛弟子の進化に太鼓判を押す。ジムの先輩、八重樫東とともに、再三、大阪でミニキャンプを張り、階段トレーニングにも長らく参加。一見、細身の体だが、「着実に筋量は増えている」(清水)。元々“硬いパンチ”と評判だった上に、パワーアップは誰の目にも明白で、「キレももっと出てくるはず」と、本人もまだまだ伸びしろを感じている。
「戦いたいのは誰?」という質問には、「ぜいたくは言えません」と殊勝に応えた清水だが、「(WBAスーパー王者の)レオ・サンタクルス(メキシコ)は?」と問われると、「いいですねー」とニヤリ。さらに、1階級下のWBO王者で、アマチュア時代に勝っているアイザック・ドグボエ(ガーナ)の名が挙がると、「ドグボエさんが(フェザー級に)上げてくるなら」と、なぜか“さん”付けで、自信に満ちた表情になった。
それでも、来たるべき日に向けて余念はない。「世界戦ともなれば、今日みたいに自分の距離で戦えなくなる可能性も増える」(大橋会長)。だから清水は、接近戦のトレーニングも積み重ねており、「コツコツとアッパーを打つのを試したかった」とも。伸びしろに加え、引き出しもまだまだある。2019年は、大勝負の年になること間違いなしだ。
文_本間 暁 写真_小河原友信
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