写真上=クドゥラは3回、得意の左フックで有川を沈めた
写真◉山口高明
スター誕生の予感──。22日、東京・後楽園ホールで行われたウェルター級8回戦は、日本ユース同級チャンピオンで、同級13位のクドゥラ金子(本多)が、これが復帰戦となる前日本同級チャンピオンの有川稔男(川島)を鮮烈の3回1分44秒TKO。アフガニスタン出身の20歳は一躍、スターダムにのし上がっていきそうだ。
噂どおりの強さだった。「クドゥラの強さはヤバい」──。スパーリングで手合わせした選手たちが、そろって舌を巻き、喧伝していた。それが、前王者・有川との強打者対決で一気にお披露目だ。初回から、ジャブでペースを握ろうとする有川に対し、ステップとスウェーバックで対応。そして有川の右ストレートを見切り、左フックをカウンター。有川は思わず尻もちを着いてしまう。「相手のパンチはよく見えていた」とクドゥラ。初回から、有川を飲み込んでしまう落ち着きぶりだった。
このままではまずいと、一気にギアを上げたのは有川だった。2回、左フックを上下に散らしてペース挽回を図るが、クドゥラは接近戦の巧さも見せて、ラウンド終了間際には、有川をコーナーに詰めて乱打した。
3回が始まると、クドゥラは力みを抜いて、体のプレスと軽打で有川を下がらせる。「力を抜いたパンチを多く使って、相手の空いたところを狙うつもりだった」。ただの強打者ではなく、冷静さと賢さを持つ選手だ。そうして弱から強へ──。右強打から有川にロープを背負わせたクドゥラは、振り出しは小さく、打ち抜く左フックを炸裂。前王者は真下に落下する衝撃のダウン。レフェリーが試合を止めた。
中学1年で父、母、弟とともに来日し、15歳でボクシングを開始。「世界チャンピオンになってお金をたくさん稼いで、アフガニスタンに学校を建てたい」というのが夢。そして、その夢は同時に創立50周年を越えた本多ジムにとっても大いなる悲願だ。
9月に亡くなった本多石次郎・先代会長、子息の正孝会長、そして金子実チーフトレーナーたちが長年描いてきたものだ。
まずはジム初の日本チャンピオンへ。「ヤダと戦いたい」とクドゥラはにっこり。現チャンピオンで、“浪速のターミネーター”のニックネームを持つ矢田良太(グリーンツダ)との対戦を熱望する。矢田は12月9日にV2戦(対藤中周作=金子)を予定しているが、クドゥラとの激突は、2019年大注目の1戦となる。
取材◉本間 暁
2024-03-25
【令和6年夏場所予想番付】
2024-03-25
チケット売上28億円の祭典WWE「レッスルマニア」について武藤敬司、イヨ・スカイ、倖田來未、レイザーラモンが語る「日本だけちゃう。こんなに盛り上がってないの」【週刊プロレス】
2024-03-22
【BBMカードプレゼント】BBMcards 公式X15,500フォロワー様記念プレゼント!
2024-03-25
【アイスホッケー】「アイスホッケーを続ける」ということ。
2023-07-24
ランニングマガジン・クリール年間定期購読キャンペーン
2024-04-01
ベースボール・マガジン社の人工芝一覧、導入実績、問い合わせ先 [ベーマガターフ]
2024-03-25
【令和6年夏場所予想番付】
2024-03-25
チケット売上28億円の祭典WWE「レッスルマニア」について武藤敬司、イヨ・スカイ、倖田來未、レイザーラモンが語る「日本だけちゃう。こんなに盛り上がってないの」【週刊プロレス】
2024-03-22
【BBMカードプレゼント】BBMcards 公式X15,500フォロワー様記念プレゼント!
2024-03-25
【アイスホッケー】「アイスホッケーを続ける」ということ。
2023-07-24
ランニングマガジン・クリール年間定期購読キャンペーン
2024-04-01
ベースボール・マガジン社の人工芝一覧、導入実績、問い合わせ先 [ベーマガターフ]