写真上=赤穂(右)は、やや手こずったものの、粘る水谷をストップした 写真/馬場高志
19日、東京・後楽園ホールで行われたスーパーバンタム級8回戦は、元OPBFスーパーフライ級&日本バンタム級チャンピオン赤穂亮(横浜光)が、ノーランカーの水谷直人(KG大和)の小技に苦しみながら、貫禄の6回2分45秒TKO勝利。復帰後2連勝を飾った。【本間 暁】
やはり最後は赤穂のパワーが相手をねじ伏せた。
サウスポーの水谷は、赤穂を徹底的に研究してきた。赤穂が攻めいればクリンチ、ヘッドロックで対処。また、赤穂のビッグパンチにショートブローで対抗し、赤穂の間合いをしっかり外した。
しかし、赤穂はこれまでのように、心を乱されず、右ストレートを上下に散らして攻めこんだ。赤穂の右アッパーカットをボディに再三食った水谷はこれでダメージ。赤穂は右ショートストレートで水谷に尻もちを2度つかせ、最後はレフェリーストップに持ち込んだ。
「スーパーバンタム級では、僕はまだなにもしてない」と赤穂。だから、「戦いたい相手を挙げる資格はない」と話す。一からの再スタート。リングに上がれている喜びと感謝を胸に、「ボクシングをやりきりたい」と語る。
セミファイナルで行われた日本ユース・ライトフライ級タイトルマッチ8回戦は、王者・大保龍斗(横浜さくら)が中山祐太(勝又)を5回に倒した末に7回にストップ。
タフな中山も猛反撃を見せたが、連打とパンチの引きに進化を見せた大保が圧倒したかたちだ。
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