写真上=父でトレーナーの祝巳さん(左)と喜びを分かち合う関島(写真◎ボクシング・マガジン)
大学生同士の対決となったスーパーフェザー級の決勝は、明治大3年の関島優作(KG大和)が、日本大4年の鯉渕健(横浜光)に3―0の判定勝ち。「昨日は両親の結婚記念日だったので、ファイトマネーで美味しいものを食べさせたい」と笑顔を輝かせた。
教職員を目指しているという孝行息子には、脈々とファイターの血が流れている。トレーナーの父・祝巳さんは元アマチュアボクサー。祖父の故・相原鬼怒夫さんもまた、終戦後まもない時代にプロボクサーだったという親子三代のボクシング一家に生まれたのだ。祖父、父ともピストン堀口ジムで活動していた。
もっとも、ボクサーの苦労を知る祝巳さんには息子をリングへ送り出す気はなく、関島自身も「ボクシングは見たり、見なかったりで、興味はなかった」。強く勧めたのはむしろ母の方だったという。小学生時代はスイミングクラブに通い、選手コースで大会にも出ていたという関島が、父と一緒にKG大和ジムに通い始めたのは6年生のときだった。
ジュニア時代は、中学2年のときにアンダージュニアの大会に出たことはあるが、高校時代は丸3年間のブランク。学校がボクシングを部活として認めてくれなかったこともあるが、それ以上に「学校も楽しくなってきて……」と関島。それでも一般入試で明治大に受かると、その年の3月にはジムに帰ってきたというから、やはりファイターの血は争えない。
再開後はKG大和ジムでトレーナーになった父の指導のもと、プロを志して練習に打ち込んだ。「最初は素直じゃなかったですけど、最近やっと言うことを聞くようになりました」と祝巳さん。大学1年のデビュー戦で判定負けの挫折を乗り越え、7連勝で東日本新人王に到達した。親子の夢も広がるが、まずは次の全日本新人王決定戦。それから先は、もちろん「ベルトはほしい」が、「ランカーの実力をつけたいし、ユース王座に挑戦したい」と堅実だ。「ここまでは予定通り」という祝巳さんと、「今はボクシングに打ち込む」という関島。二人三脚の挑戦は、ここからがスタートだ。
取材◎藤木邦昭[ボクシング・マガジン]
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