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2018-05-22

関東学生1部15大学が共同宣言==日大悪質反則問題で、強い危機感

5月6日の日本大学対関西学院大学の定期戦における、日大による悪質な反則問題で、5月21日、関東学生アメリカンフットボール連盟の1部「トップ8」に所属する日大以外の7大学と、1部「ビッグ8」に所属する8大学、計15大学が「関東学生アメリカンフットボール共同宣言2018」を発表した。16人の監督・ヘッドコーチが連名で、各々のチーム公式HPや、SNSの公式アカウントに掲載した。

「関東学生アメリカンフットボール共同宣言2018」に名を連ねた東京大学ウォーリアーズの森清之ヘッドコーチ。前日本代表ヘッドコーチで、安全対策にも強い関心を持つ=撮影:Yosei Kozano

宣言は

今、そのフットボールが、かつてないほどの危機を迎えています。テレビでは毎日のように衝撃的な映像が繰り返し流され、フットボールを「危険なスポーツ」どころか「野蛮なスポーツ」と感じられている方が増えてきています。このような現状で、80 年以上の歴史を持つ日本のフットボールが将来も存続し得るのか、私たちは極めて強い危機感を持っています。

と表明した。そして

公式規則にある「フットボール綱領(The Football Code)」の前文には、以下の通り記されています。
「伝統的に、フットボールは教育活動の重要な一環を担っている。フットボールは激しく、力に満ちた、身体をぶつけ合うスポーツである。それゆえ、プレーヤー、コーチ、その他の試合関係者に対しては、最高のスポーツマンシップと行動が要求される。不正な戦術、スポーツマンらしからぬ行為、故意に相手を傷つけることは絶対に許されない」
フットボールに関わるすべての者は今一度、ここで述べられていることを胸に深く刻み込み、フットボールに向き合うべきだと考えています。

としている。

さらに、

本宣言にご賛同されるチーム、指導者の方は、本宣言をご自身のチームの公式サイト等に転載していただいて構いません。その際に、ご自身のお名前も併せて連名にして頂けますようお願い致します。

と付記し、宣言への賛同者を募っている。

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