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2023-07-04

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週プロ早版7・19号(No.2252)青柳優馬、6冠王! オカダがブライアンに衝撃敗北、安納はなつぽいに勝つ、ドラゲー神戸ビッグマッチ 定価580円

 毎週水曜発売(一部地域はことなります)の週刊プロレスの内容、見どころを発売1日前の火曜に紹介します。


 今週号の表紙は永田裕志を下し、三冠王座初戴冠。史上最年少5冠王者となった青柳優馬です。全日本の後楽園大会は三冠戦のほか世界ジュニアがGLEATのエル・リンダマンに流出するなど注目カード中心に詳報。

 新日本はカナダで昨年に続いてAEWとの合同興行を開催。世界のプロレスファンが注目したオカダ・カズチカvsブライアン・ダニエルソン。ドームの再戦でウィル・オスプレイがケニー・オメガにリベンジしたIWGP US王座戦、SANADAのIWGP世界V3戦ほか注目カード目白押しの大会をリポート。

 ドラゴンゲートは年間最大イベントとなる神戸ワールド・ビッグマッチを開催。5人の選手のマスクがかかった金網マッチ、令和新世代同士のドリームゲート戦、新日本から参戦の高橋ヒロムvsYAMATOなどビッグマッチに相応しいボリュームの大会を詳報します。

 今週号はほかにも多くのビッグマッチを掲載。スターダム横浜は安納vsなつぽいのインディアンストラップマッチにMIRAIのワンダー王座奪取。GLEATの東京ドームシティホールはG-REX王座をT-Hawk防衛、LIDET UWF王座はフジタ“Jr”ハヤトが奪取。また大日本の岡林裕二の無期限休業前ラストマッチも注目。

 そのほかDDT横浜、みちのく後楽園、ZERO1甲府、ガンプロ高島平、大阪プロ大正、シードリング新宿など掲載。水曜発売(一部地域は発売日は異なります)。


全日本7・2後楽園~三冠ヘビー級◎青柳優馬vs永田裕志「名馬の証」



 大の字になった永田裕志の前で挑戦者が拳を突き上げる。三冠ヘビー級王座、ついに奪還! 全日本ファンが一番見たかった景色を作り出したのは、まさかの青柳優馬だった。

 いや「まさか」と表現するのは、取り戻す気持ちを当然もって必死で挑んだ青柳には失礼だが、それでもそう感じてしまうのは、三冠ベルトに縁のない代表が青柳だったと思うからだ。

 新王者決定の巴戦を含めて過去に5回、三冠ヘビーに挑むも一度も取れていない結果はもとより、全日本プロレスにはいまとは違う未来が、間違いなく過去にあった。

 青柳と野村直矢に再デビューしたジェイク・リーを加えた3人が、ある時期における団体の未来だった。いずれはこのなかの誰かが三冠王者になって、3人でトップを争う。全日本の未来は明るい。

 ただ、野村とジェイクに比べて一枚劣るのが青柳だったように思う。ジュニアからヘビーに転向という肉体的な面もあるが、つきまとっていたイメージはトップを突っつく二番手、もしくは三番手。太陽ではなく月だった。

 本人にも、たとえば「陰湿」を全面に打ち出したように自分の生きる道はキラキラ輝くスターではないとの認識があった。トップを輝かせることができたら、たとえ負けても手ごたえを感じる。

 そうした意識に変化が生じたきっかけの一つが、野村の全日本退団ではなかったか。さらにジェイクまでいなくなって、明るい未来の3人は一人だけになった。

 全日本に残った者の意地もあるだろうし、残ったからこそやらねばならない。べつにキラキラのスターを目指そうとは思わないが、自分なりのトップになってやる。

 エースの宮原健斗が奪われ、最強の石川修司でもスーパールーキーの安齊勇馬でも取り戻せなかった。こうなったら誰が…機は熟している、と感じる。足りないものは周囲の後押しだけだった。(宮尾)

◇  ◇  ◇

 詳細は7月5日(水)発売の週プロ誌面にて。週刊プロレスmobile内「週プロ早版」ではその他の掲載コンテンツも紹介しています。

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