close

2017-09-27

「再審開始を! 袴田さんに自由を!」 支援者たちが東京で熱烈に訴え

取材&写真/山口裕朗

 1966年に静岡県清水市で起きた味噌会社専務一家4人殺害事件で犯人として逮捕。1980年に死刑が確定したものの、本人は一貫して無実を主張。
 その後ずさんな捜査とでっち上げが次々に明るみとなり、2014年に静岡地裁で再審決定し、48年ぶりに釈放された元プロボクサー袴田巖さん(81歳)。
 しかし、検察が即時抗告したため、いまも死刑囚のまま、再審も始まっていない。

 現在、浜松市で暮らしている袴田さん。
その支援者たちが、東京・有楽町マリオン前で再審開始を訴えた。

 ボクシング界からは、川崎新田ジム会長で、『袴田巌支援委員会』委員長を務める新田渉世会長、真部豊マナベジム会長、竹原慎二・竹原慎二&畑山隆則ジム会長が参加。

 社民党から参議院議員の福島みずほ氏、将棋界からは神谷広志八段や、袴田さんが釈放されてからの日々を追った映画『袴田巌 夢の間の世の中』の金聖雄監督らがマイクを手に、検察の即時抗告取りやめと、一刻も早い再審開始を訴えた。

 26日・27日は、焦点となっているDNA鑑定を行った鑑定人尋問が行われている。

マイクを手に訴える新田会長、真部会長(中央)、竹原会長

タグ:

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事