
アメリカンフットボール解説者で、専門誌「Touchdown(タッチダウン)」を発行していたタッチダウン株式会社の会長でもあった後藤完夫さんが、4月9日死去した。75歳。日本アメリカンフットボール協会によると病気療養中だったという。
後藤さんは、1943(昭和18)年2月1日生まれ、慶応義塾大学在学中からRBとして活躍した。大学卒業後の1970年に日本初の専門誌「タッチダウン」を創刊した。国内で唯一定期刊行されていたフットボール雑誌として、2016年8月に休刊するまで568号を発行した。また1989年からはNFLを中心とした「タッチダウン NFL(後にタッチダウン PRO)」を発行した他、毎年スーパーボウルの度に増刊号を発行。書籍でも「フットボール専科」「やさしいフットボール入門」「進め!スーパーボウル」などの入門書を著し、難解と思われがちなアメリカンフットボールの、日本における普及・振興に多大の貢献をした。
テレビ解説者としても、NHK衛星放送のNFL中継などに登場し、豊富な知識と柔和な語り口で多くのファンから愛された。またフラッグフットボールや、フライングディスクを使った競技・アルティメットの普及にも尽力した。
通夜は4月13日午後6時、葬儀は14日午前10時45分、横浜市港北区菊名2の1の5の妙蓮寺。
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どんなに素晴らしいスポーツも、それだけでは成り立たちません。ファンと選手やチームを結びつけるメディアの力はとても大切だと考えています。
衛星放送が登場して、フットボールの放送時間が飛躍的に増えて30年、インターネットが普及して、本場・米国の情報がダイレクトに入手できるようになって20年以上、そしてこの10年はソーシャルネットワークサービス(SNS)も登場し、ファンと選手やチームが直接結びつくことができるようになりました。
しかし、日本におけるアメリカンフットボールという競技の認知度を上げるための礎となったのは、紙媒体、特に専門誌だと思います。私個人としても、1970年代の半ばに日本に第一次NFLブームが起きて以来、誌面で、テレビで、そしてフィールドで、雑誌「タッチダウン」と、後藤完夫さんには、本当に多くのことを教えられました。今もことあるごとに、同誌のバックナンバーや著書を紐解き、学ばせてもらっています。
偉大な大先輩の業績に、今改めて、心から敬意を表し、ご冥福をお祈りいたします。【小座野容斉】
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