BBMのカードエディター陣が、制作を担当したアイテムに込めた思いを綴るスペシャルコラム。今回は10回目を迎える人気シリーズに成長した「Shining VENUS」についてお届けします。
昨年、このアイテムに初めて登場して話題と人気をかっさらった森田真結子さんを2年続けて取材したスタッフが感じた「まよんぬ」の凄みとは。
「まよんぬ」が話題である。
このコラムにたどり着いた方なら恐らくもうご存知だと思うけれど、まよんぬとは「森田真結子」さんの愛称である。知らない方に簡単に説明しておくと、森田さんは東京生まれのプロフェッショナルダーツプレーヤーである。
1年前の「BBM女子アスリートカード Shining VENUS 2018」に登場していただくと、彗星の如きスピードでカード界の話題となり、まばゆいばかりの輝きを放った。その愛くるしいビジュアルと「ダーツのプロ」という新鮮な響きに加え、森田選手自身が積極的なSNSの使い手であることから、そのアイドル性がさらに高まった。
だからもちろん、2019年版にもご登場いただいたわけである。
2年続けて取材を担当させていただいて感じるのは、「スポーツにはセルフプロデュースのパワーがこんなにも大切なんだ」という強い思いだった。
18BBM/Shining VENUS No.68 森田真結子
前回の取材のとき、撮影を終えて引き上げる私たちに向かって最後に「ダーツのためなら◯◯以外なら何でもしますから、またよろしくお願いします」と一礼してわざわざ見送ってくださった(◯◯の中身はナイショ)。
2018年7月21日に北海道日本ハムファイターズの始球式に登場したとき、ファイターズの竹田憲宗社長に「Shining VENUS 2018」を名刺がわりにと渡したら、社長もご自身のBBMカード(非売品)を持っていて、名刺交換ならぬ「BBMカード交換」になった偶然をツイッターでつぶやいてくれた(そのときの始球式の様子ももちろんBBMでカードにさせていただいた)。
まよんぬ(森田真結子)NDL表紙だよ~! on Twitter
twitter.com18BBM FUSION 森田真結子 始球式カード(直筆サイン版)
今回の取材でも、テイストの異なる私服を2パターン、準備してきてくださって、それぞれのイメージに合うように表情と佇まいを変えながらカメラに向かっていった。普段はどちらかといえばふんわりとしたあどけなさを持つ女性。それを、レンズを向けた一瞬で切り替える「魅せる空気」のまとい方は、圧倒的だった。
私たちスタッフとしては取材に入ると、緊張感をほぐしたくて高めのテンションを作るように心がける。選手へどんな風に呼びかけるか考えるのもその一つ。1年目は初対面ということもあって「森田さん」。今回も森田さんじゃ堅いから、思い切って「まよんぬさん」でいこうと決めていた。
ああ、それなのに…。思い切りすぎたのか、勢い余っていきなり「まよさん!」と口走ってしまい、あれ、なんだか野菜にかけたくなるような不思議な感じになっちゃったなあと顔を真っ赤にしながら、でももう引けないから覚悟を決めるしかない、と最後まで「まよさん」で突っ走ってしまった。でも、当の「まよさん」はそんな変な空気すらも楽しんでくれたように見え、逆にこちらの緊張感をほぐしてくれたのだ。
何が言いたいのかというと、もう本当に、いちいち神対応なのである。
神対応というのは受け手側が喜ぶ…つまり受け手側に都合がよく、気持ちよく感じるような態度を振りまくということで、振りまく方は大変だと思う。いまでは例えばJリーグでもBリーグでもプロレスでも、選手やクラブや団体が自ら率先して前のめりになって、SNSプロモーションを大胆に仕掛けるのが当たり前。実際に認知度のアップ、集客やグッズ売り上げなどの増加に効果を発揮していると聞く。
そんな「開けっぴろげ」な時代に生きる、アスリートとしてのまよさんの様子を観察していると、これは単なる神対応ではないぞと、心の奥の方で感じていた。
理由は簡単。すべてが「ダーツのために」という思いに集約されているからだ。
神対応は彼女自身が好感度を高めるための道具ではない。知名度を上げる欲望のためでもない。ダーツというスポーツを広く知ってもらい、楽しんでもらうために、自分が持つリソースを活用してできることはなんなのか、と突き詰めた深謀遠慮の果実なのである。チェキの装飾にあれだけ凝るのもそのためだ。
19BBM Shining VENUS 森田真結子チェキ
「VENUS」シリーズをリリースするのは今回でもう10回目だ。それだけ皆さまに愛されてきたアイテムで、作る側としてはこの上ない幸せを感じている。
加えて、これまでに登場してくれたのべ317人の選手やレジェンドの皆さんが、「自分が大好きなスポーツを、もっとたくさんの人に知ってもらって、好きになってもらって、一緒に笑顔になりたい」と切望する揺るぎない思いが、私たちの心に優しく触れるからなのだ。
そのことを忘れずに、作り続けていこうと思う。
来年も「まよさん」と呼びかけるかどうかは、1年かけてじっくり考えることにするとして。
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