アメリカンフットボールの日本一をかけて来年1月3日に東京ドームで行われる第71回日本選手権・ライスボウルの記者発表会が、12月19日、東京都内で開かれた。
会見には、17日の全日本大学選手権「甲子園ボウル」で、関西学院大学ファイターズを破って学生王者となった日本大学フェニックスの内田正人監督と、18日の日本社会人選手権「ジャパンXボウル」でIBMビッグブルーに快勝して、社会人王者となった富士通フロンティアーズ・藤田智ヘッドコーチ(HC)が出席し、日本一へ向けて決意を語った。
【第71回日本選手権・ライスボウル 記者発表会】健闘を誓う富士通の宜本潤平主将(左)と日大の山崎奨悟主将。山崎主将は、卒業後の就職先は富士通
内田監督は「関東のリーグ戦は大変厳しい。一戦一戦勉強させてもらった。その結果が甲子園ボウルの優勝だと思っている。(富士通は)ちょっとけた違いかなというのが正直なところ。(富士通の)一部の選手は高校時代から見ているが、本当に良く伸びていて大人のフットボールをやっている」と語った。
藤田HCは「日大さんには(京都大学の)学生時代、コーチ時代に幾度か対戦してコテンパンにやられた記憶しかない。『強くて速くて上手い』という、目指すべきチーム、あこがれのチームだった。昨夜遅く試合が終わったばかりなので、甲子園ボウルなど日大の試合の映像を見ていないが、1年生QBの林(大希)君は凄いと聞いているので、ビデオを見るのが楽しみ」と話した。
会見では、日本協会の国吉誠会長が17日の甲子園ボウルで「日大のQB林君に(年間最優秀選手賞の)ミルズ杯を手渡しながら、『4年連続でこの賞を獲ってほしい』と言葉を掛けた」というエピソードを披露し、林を牛若丸、富士通は弁慶に例え、牛若丸対弁慶の雌雄を決する戦いを見せてくれるように望んだ。
ライスボウルは来年1月3日午後3時、東京ドームでキックオフ。18日のジャパンXボウルで初めて導入されたインスタントリプレーは、ライスボウルでも実施される。
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