毎週水曜発売（一部地域はことなります）の週刊プロレスの内容、見どころを発売1日前の火曜に紹介します。
今週号の表紙は本誌創刊40周年記念イベントのファイナルを飾った棚橋弘至と内藤哲也です。昨年8月より開催してきた記念イベントも今回でラスト。最後は人気2大連載の「内藤哲也の手のひら返しdeあっせんなよ」と「棚橋弘至のドラゴンノート」をトークライブの2部構成。大盛況となったイベントリポートのほか、棚橋は巻頭で新社長としてのインタビューも掲載。
NOAHは有明ビッグマッチで新年の幕が明けたあとの後楽園大会をリポート。GHC王者の拳王がTEAM NOAHを発足させた潮崎豪を下して早くも新年V2。巻末言では武田有弘取締役による有明総括と新年の展望も。
ドラゴンゲートは年明け最初の後楽園2連戦をリポート。デビュー30周年となる望月マサアキが元ドラゴンゲートで現新日本の鷹木信悟と注目のシングル。そのほかさまざまな動きがあった聖地2連戦を追跡。
注目記事は新年恒例企画として本誌担当記者が今年とくに期待する選手を紹介する「イチオシ選手2024」。今週号は男子編として新日本、全日本、NOAH、DDT、ドラゴンゲート、GLEAT、大日本、FREEDOMSの8団体から今年のイチオシ選手をクローズアップ。
そのほか全日本・後楽園、スターダム大阪、DDT鶴見、大日本・保土ヶ谷、東京女子・神戸＆岡山、アルシオン新宿、ウナギ後楽園、MUSASHI退団発表のみちのく滝沢など掲載。水曜発売（一部地域は発売日は異なります）。
棚橋弘至 新社長インタビュー「明るい未来しか見えません！」
昨年末、プロレス界に突然舞い込んできた棚橋弘至新日本プロレス新社長就任のニュース。新日本で現役選手の社長誕生は19年半ぶり。
明るいニュースとして大いに話題になったが、年が明け恒例の１･４東京ドームが終わると棚橋新社長には取材が殺到。
本誌もデビュー時から棚橋を見続けてきた編集長が話を聞いた。（聞き手／湯沢直哉・本誌編集長）
――あらためまして社長就任おめでとうございます。
棚橋 ありがとうございます。
――毎日出社しているのですか？
棚橋 してますね。これからは新しい生活スタイルというか。希望としては巡業もフルに出て、いままでトレーニング、体のメンテナンスにあてていた平日は朝から夕方まで出社という形になります。
――社長だから運転手が家まで迎えに来てくれます？
棚橋 いや、いままで選手だけのときは仕事があると道場近辺からタクシー移動もしてましたけど。事務所行くのに毎日タクシーも…。今日は電車で来ましたよ。
――えっ!? それは社長というよりいち会社員になったような…。
棚橋 満員だったんでちゃんと邪魔にならないようにリュックは前に持ちました（笑）。
――社長として慣れてきました？
棚橋 社長として歩き出して、まだこれからなので。いまは前体制を引き継ぎながら、社長としては1年生。社長として…というよりぶっちゃけ社会人1年生。大学卒業してすぐプロレスラーになったので。光よりも速くいろんなものを身につけます。
――デスクワークも初体験？
棚橋 はい。専用のパソコンもあります。いまは各部署からの連絡メールを見るくらいしかできてないけど。
――メール見るのも一苦労ですよね。
棚橋 メッチャきますよ。
――疲れるでしょうね。
棚橋 大丈夫、疲れないから。
――精神は疲れないとしても、目は疲れるでしょう。
棚橋 疲れない社長（笑）。そのうち会社の壁に張り出しますよ、社訓として「疲れない」って。
――パワハラと思われないよう注意してください。ここで社長就任の話を振り返っていただきたいのですが、木谷オーナーの打診がある前から社長希望は公言していたらしいですね。
棚橋 いろいろ言ってたみたいです、「将来的には社長になる」って。覚えてないけど（苦笑）。2015年くらいからあちこちで言いふらしてたみたいで。でも木谷オーナーから社長と言われたときは悩みました。
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