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2019-07-03

やせるためのお助け食品<3> 枝豆

延べ1万人の栄養指導に携わってきた管理栄養士の菊池真由子先生が紹介する「やせるためのお助け食品」の第3回目は、今がちょうど旬の「枝豆」です。枝豆は冷凍でも手に入ります。便利なやせ食品として覚えておきましょう!(健康一番「けんいち」21号の特集内の「誰でもできる食事ダイエット」より)

食べすぎても「枝豆」で帳消しにできる!

枝豆はれっきとした野菜ですが、枝豆という品種ではありません。大豆として熟す手前の柔らかい未熟豆であり、大豆の栄養と野菜の栄養の両方を兼ね備えた驚きの食品です。

枝豆は、シリーズ2回目に紹介した納豆と同様に糖質を分解するビタミンB1と脂質を分解するビタミンB2を、ともに豊富に含みます。糖質と脂質を同時に代謝して、体のエネルギー源に変えてしまう働きをするので、ダイエットには欠かせない食品です。
また、キャベツ同様に、食事の中身を一部枝豆に置き換えることで、前日の食べすぎや飲みすぎを帳消しにしてくれます。キャベツに飽きてきたときには「枝豆」を活用しましょう。

一度に食べる量は、片手1杯分程度です。食物繊維が豊富なので、腹持ちがよく、余分な食欲を抑えるため、食事の最初に食べるとダイエット効果が高まります。
冷凍でも栄養素は変わりません。旬以外は冷凍食品で代用できます。

菊池真由子(きくち・まゆこ)管理栄養士、健康運動指導士。NR・サプリメントアドバイザー。日本オンラインカウンセリング協会認定上級アドバイザー。大阪大学健康体育部(現・保健センター)、阪神タイガース、国立循環器病センター集団検診部(現・予防検診部)を経て、厚生労働省認定健康増進施設などで栄養アドバイザーを務める。ダイエットや生活習慣病の予防対策など、延べ1万人の栄養指導に携わる。その活動の集大成として刊行した『食べても食べても太らない法』(三笠書房)、『図解食べても食べても太らない法』(同)がともにベストセラーになる。近著は『食べれば食べるほど若くなる法』(同)。

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