アメリカンフットボールの日本社会人・Xリーグは11月28日、2017年シーズンの最優秀選手(MVP)、最優秀新人、オールXリーグ(オフェンス11人、ディフェンス11人、スペシャルチーム3人)、フェアプレー賞(チーム)を発表した。
MVPにはパナソニックインパルスのQBベンジャミン・アンダーソンが選ばれた。アンダーソンは米NCAAのアーカンソー大学パインブラフ校の出身で、2015年に来日し、ノジマ相模原ライズに所属してQBとしてプレーしたが1シーズンで帰国。今春、パナソニックに加入して、エースQBとしてチームのレギュラーシーズン6戦全勝に大きく貢献した。レギュラーシーズンの成績は、パス78回で45回成功、610ヤード6TD。成功率は57.7%ながら、被インターセプトが1本もなかった。ランでは65回513ヤードで、西地区1位となり7TDをマークした。
最優秀新人はオービックシーガルズのRB李卓に決まった。李は慶応義塾大学から今春加入し、チームのトップとなるラン51回268ヤード、1TDの成績だった。フィールドを切り裂く鋭い走りは、スタッツ以上の強い印象を残した。
オールXリーグは、個人として最多選出はOL小林祐太郎、K西村豪哲(いずれも富士通)、R木下典明(オービック)の6回。OL坂口友章、DLカールトン・ジョーンズ(いずれもパナソニック)、WR八木雄平、QBデヴィン・ガードナー(いずれもノジマ相模原)、RB白神有貴(LIXIL)、DL 仲里広章、LB 岩本卓也(いずれもオービック)の7人が初選出となった。チーム別ではパナソニックと富士通の7人選出が最多。オービックが5人で続いた。米国人選手は25人中10人(デイヴィッド・モトゥは日本人枠)を占めた。
ジャパンXボウル当日に、午後4時45分より東京ドームバックネット特設ステージにて、最優秀選手、最優秀新人、オールX、フェアプレー賞の各表彰式を行なう。
Xリーグでは2000年シーズンよりリーグ戦で活躍した優秀な選手を表彰し、オールXリーグチームを選出している。選考対象は攻撃11名、守備11名、スペシャルチーム3名の計25名。Xリーグ所属の18チームから1チーム当たり5名のコーチおよび選手が所属地区の自チーム以外の選手に対してポジション別に投票を行い、これを社会人協会、各メディアの担当者から構成されるオールXリーグ選考委員会において総合的な評価、選考を経て決定した。
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