Xリーグは10月14日、富士通スタジアム川崎で、第5節のオール三菱ライオンズ対東京ガスクリエイターズの一戦が行われ、オール三菱が前半に奪った16点を守り切って、16-0で完封勝ちした。オール三菱は4勝1敗として、JXBトーナメントのワイルドカード(WC)進出に大きく前進した。敗れた東京ガスは2勝3敗。
オール三菱は、第2クオーター1分にQB斎藤圭がWR山野大にTDパスを決めて先制、同10分には、RB萩原誠人が3ヤードを走ってTDを挙げた。第3クオーター2分には、東京ガスの自陣ゴール前1ヤードからのオフェンスを、エンドゾーンの中で抑え込んでセーフティーを奪い、16点差とした。東京ガスは第3クオーター7分から69ヤードを前進したが、フォースダウンギャンブル失敗。第4クオーターにも66ヤードを進んだが、最後まで得点できずに終わった。
オール三菱は、2012年9月3日の東京ガス戦で敗れて以降、春季のパールボウル・交流戦も含めて5年間、下位「バトル9」のチームには負けなしで、今季の4勝もすべてバトル9のチームから挙げた。21日のノジマ相模原ライズ対アズワンブラックイーグルス戦で、アズワンが敗れれば、最終節のアサヒビールシルバースター戦を待たずに2年連続のJXBトーナメントWCに進出となる。アズワンが勝った場合でも、シルバースターに勝てばトーナメントWCが決まる。東京ガスは、開幕から連勝のあと3連敗。3敗はすべて完封で、攻撃陣の立て直しが必要だ。最終節で明治安田ペンタオーシャンパイレーツ戦に勝てば、他チームの勝敗次第では、WC進出の可能性は残されている。
オール三菱の先発QBはエース谷口翔真ではなく斎藤だった。斎藤にとってはXリーグでは初めてで、ゲームでのスタメンも2015年1月3日の日本選手権・ライスボウル以来となった。第2クオーター、オール三菱の2回目のオフェンスシリーズでパスが冴えた。WR祖父江俊介に13ヤード、佐伯龍之介に10ヤードのパスを決めてエンドゾーンに迫ると、ショートポストに走り込んだ山野にTDパスをヒットした。次のドライブでも諸口貴則、多田明憲、坂本健と3人のWRに投げ分けてレッドゾーンに侵入し、RB萩原のTDランにつなげた。独特の良く通るケイデンスの声や、ショート、ミドルのパスをテンポよく投げ分けたパフォーマンスは、関学時代に甲子園ボウルやライスボウルで活躍した全盛時の斎藤を思い起こさせた。
林顕ヘッドコーチによると、QBの先発は、オフェンスユニットの判断によるもので、練習時のの調子で先週の速い段階で決まっていたという。
斎藤は「練習の時から言われていたので気持ちは作れていた。最初から浮つかずにはできた」という。短いパスは「あれが自分の持ち味。もっと磨き直して、上位と戦えるようにしたい」。ただ、この出来には納得していない。「反則だったりミスだったりで(後半は無得点)、オフェンスのリズムを作り切れなかったのが反省点。1試合を通じてリズムを作れるようにするのがQBの役目」と笑顔はなかった。
今季のオール三菱は勝ち星こそ挙げているが辛勝続きで、特にQBを起点とするオフェンスが不調だ。「QBのプレーの精度が原因でだらだらとした試合になってしまっている面がある。QBが一番結果にこだわってやらなければならないのにそれができていない」。最終節はアサヒビールシルバースターが相手。「まだ時間はあるのでしっかり準備して戦いたい」としっかりとした口調で答えた。
先発を譲った形の本来のエースQB谷口も、パントでチームに貢献した。第3クオーター、自陣31ヤードから谷口が68ヤードのロングパントで東京ガスのオフェンスを自陣ゴール前1ヤードに張り付けた。この機会をディフェンスが生かし、東京ガスQB徳島秀一のランを抑えて、セーフティーで2点を追加した。実質的な3ポゼッションゲームとしたために、後半東京ガスのオフェンスに焦りが生じたのは間違いない。谷口は次のパントも絶妙にコントロールし、東京ガスオフェンスにゴール前2ヤードからのドライブを強いた。このシリーズ、東京ガスは15プレー69ヤードを進んだが、スタートした地点が遠すぎたため、得点につながらなかった。
最終節の相手、シルバースターには、6月の交流戦で初めて勝った。21日のノジマ相模原対アズワンの結果次第でトーナメントWC進出となるが、チームの気持ちは強敵に勝つことに向いている。【小座野容斉】
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