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2024-07-22

【陸上】泉谷駿介が語る、スパイクとシューズへのこだわり

男子110mH日本代表の泉谷駿介(住友電工)がナイキのイベントに登壇し、今季から履いているスパイクとシューズについて語った。

泉谷の身長は175cm。海外選手と比して体格で劣るなか、「遠くから踏み切って遠くに接地する」ハードリングを究めてきた。2023年の世界選手権では日本人初の決勝進出を果たして5位に。24年はダイヤモンドリーグに5戦出場し、2位1回、3位2回と大舞台での安定感を増している。

その泉谷が今季から試合で履いているのが、ナイキのマックスフライ 2。「厚底なので身長が少し盛れるんです」とおどけつつ、スパイクの性能を理解し、履きこなしている。

「(1台目のハードルまで)7歩でいっているのですが、いままでは大股でした。マックスフライ 2は推進力があるので、これまでより少し真下に接地する感じにしています。(旧バージョンから)安定感が増していて履きやすいです。ブレが少ない分、接地(時間)が短い僕の走りに生かされています」

男子110mHで13秒04の日本記録を持つ泉谷は、同種目のほかの選手と比べて、練習でハードリングに費やす時間は短いという。今年の冬期からはウェイトトレーニングやスプリント練習の比率をさらに高めており、現在は「ウェイトが3割ぐらいで、スプリントが4、5割ぐらい。残りがハードル練習です」と語る。その練習でもっとも長い時間履いているのが、ペガサス 41だ。

「どんな練習にも対応してくれるオールマイティーなシューズです。ウォーミングアップのジョギングからドリルまで履いていますし、スプリントでは長い距離から短い距離、ダッシュでも使っています。特にバウンディングなどジャンプ系の練習では必ず履いていますね。(ソールの)厚さがちょうどいい感じで、反発がもらいやすく、踏んだ分ちゃんと返ってくるんです」

泉谷とペガサスとの出会いは高校時代に遡る。ソールの薄いシューズで練習していたところシンスプリントになり、自ら買い求めたのがペガサスだった。「クッション性があるので、安心して履けました」と当時を振り返る。長距離向けシューズのペガサスは、スプリント系の選手からも高い評価を得ている。

「クッション性や反発力だけでなく、ホールドされる感じも今までよりも良くなっています。横ずれしにくい安定感も含めて、僕の中ではペガサスが一番です」。進化したペガサス 41への泉谷の信頼は厚い。

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