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2024-08-27

【アメフト】Xリーグアンバサダーに姫子さんが就任!魅力広めるために新たな挑戦

「ずっと好きだったアメフトに携われるのは、本当に幸せです」と話す、Xリーグのアンバサダー、姫子さん=北川直樹撮影

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国内アメリカンフットボールの最高峰「Xリーグ」初のアンバサダーに、モデルの姫子さんが就任した。姫子さんは、家族にとどまらず親戚もがアメフト関係者という“アメフト一族”で育った、生粋のアメフト好きだ。彼女はどんな思いでアンバサダーを務めるのか。そして、その先に見据えるビジョンを聞いた。【文・写真:北川直樹】

 家族で唯一アメフトを“仕事”に

「お話をいただいた時は本当に驚きましたが、それ以上に嬉しかったです。家族で私だけがアメフトを“仕事”にできるなんて、本当に夢のようです」と語る姫子さん。今回のアンバサダー就任は、両親をはじめとした家族や親戚が心から喜んでくれたという。アンバサダーに就任してまだ数週間、活動は始まったばかりだが、彼女はすでにXリーグをはじめとした日本のアメフト界を盛り上げる心意気で満ちている。

ことのきっかけは、きょうだいとアメフトのボールでキャッチボールする様子をSNSに上げて“バズった”ことだ。この評判を聞きつけた、伯父で伝説的な名QB松岡秀樹さん(日大、レナウンでライスボウル優勝。2019年に殿堂入り)が、所属するシニアアメフトチーム「U-59ers」の練習に誘った。ここで関係者と話すうちに、とんとん拍子に話は進んだ。そして、それから3週間あまりでアンバサダー就任が正式に決まった。


「ずっと好きだったアメフトに携われるのは、本当に幸せですね。Xリーグの観戦を通じて、アメフトをもっと多くの人に知ってもらいたいです」と語る姫子さん。彼女にとってアンバサダーとしての活動は、この思いを実現するための第一歩だ。
Xリーグのアンバサダー、姫子さん=北川直樹撮影



幼少期からアメフトが生活の一部

姫子さんは、2人の兄と1人の弟を持つ4人きょうだいの3番目。兄2人は横浜南陵高校を経て中央大で活躍した。次男の修平さんは、現在ペンタオーシャンパイレーツのQB、弟の大聖さんは、中央大のWRとして活躍している。父の輝茂さんは日大で活躍したのちに、学生援護会ロックブルの創設に携わったメンバーで、明治安田パイレーツのヘッドコーチも務めた。幼少の頃から、当たり前にアメフトがある環境で育った。

「父が土日にグラウンドで過ごす姿を見て育ちました。私が小さかった頃、父がコーチをしていたチームの選手たちに遊んでもらった記憶があります。腕にぶら下がったり、ボールで遊んだり、本当に楽しかったです。兄の試合があるときも、家族で応援に行きましたね」

姫子さんが幼少期の思い出を語る。家族みんながフットボールに関わっている環境で育ったので、自然と自分もアメフトが大好きになったという。

幼い頃から、兄と公園でキャッチボールもした。伯父の別荘に遊びに行くと、庭で秀樹さんの投げるボールを追った。「これは今もそうなんです。ついこの前も、きょうだいで近所の公園に遊びに行って。この年になっても、うちは全員で公園を走り回って遊ぶんですよ」。姫子さんが笑う。
Xリーグのアンバサダー、姫子さん=北川直樹撮影



高校時代からアメフトの“アンバサダー”

高校進学時も、アメフトのことはずっと頭の片隅にあった。兄2人とは違うが、アメフトの強豪校を選んだ。

「アメフト部がある部分に惹かれたのは確かです。私は運動することが好き(高校3年間体力テスト学年1位)だったので、マネージャーは考えなかったんですけどね。私自身もフラッグフットボールのクラブチームに入ることも考えたんですが、ちょっと家から遠くて」

姫子さん自身は、祖母がバレーボールの日本代表だったことに影響されてバレーの道に。それでも、アメフトへの関心はずっとあったという。部活が休みの日には、アメフト部の応援に行った。

「アメフトの試合を見るのは本当に面白いです。友達を連れて行って、いつも試合の解説係をしていました(笑)」。振り返れば、この頃から彼女はアンバサダーの活動をしていたのかもしれない。
Xリーグのアンバサダー、姫子さん=北川直樹撮影

まずはコイントスをして試合を盛り上げたい!

「アメフトは、日本ではまだメジャーではないかもしれませんが、私にとってはとても身近で、家族の生活の一部でもあります。試合会場で間近にみるヒットは迫力があり、戦略も見応えがあります。もっと多くの人にアメフトの魅力を知ってもらうために、アンバサダーとして頑張っていきたいです」と姫子さん。

まだアンバサダーの活動を始めたばかりだが、これからXリーグの試合に足を運び、選手と一緒に動画撮影をしたりと、魅力を発信するコンテンツを作成したりと、活動に積極的に取り組んでいく予定だ。近場の目標は、試合のコイントスをすることだという。

「野球の始球式に呼んでいただいたことがあるんですが、アメフトだとコイントスがそれにあたるイベントだなと。練習をたくさんして、キレのあるトスをして盛り上げたいですね(笑)」
Xリーグのアンバサダー、姫子さん=北川直樹撮影


Xリーグでアメフトの魅力を発信し続け、NFLにも関われたら

姫子さんはSNSで約20万のフォロワーを持つ。Xリーグアンバサダー就任の反響は、すでに彼女の元に多く届いている。「フォロワーの方に、『アメフト面白いですよね!』『アメフト見に行ってみようと思います!』とコメントをもらえることが嬉しくって。こう言ってくださる人がたくさんいるんです。これからさまざまな活動を通し、もっともっと魅力を伝えて行けたら嬉しいです」と姫子さんは言う。

Xリーグでアメフトの仕事をずっと続けていき、将来的に本場のプロフットボールNFLにも関わることが目標だ。

「私がXリーグアンバサダーを頑張って、日本のアメフト全体を盛り上げていければ、そういうお話にもつながるかな」

心の底からアメフトが好き。彼女はこれから、その情熱をどう形にしていくのか。アンバサダー姫子の活動に注目したい。
Xリーグのアンバサダー、姫子さん=北川直樹撮影




〈Profile〉

■姫子(ひめこ)

2001年2月8日生まれ、神奈川県横浜市出身。
23年4月、ヘアドネーションの為にロングからバッサリとショートにする動画が、美容師の各SNSにて爆発的に再生され活動を本格的に始動。
TV CM「 エアーサロンパス 」Hisamitsu 久光製薬、「 ポケモンカード 」『 それか、ポケカ? 』大学生編 、「 羽田空港エアポートガーデン 」 住友不動産
ほかに、広告、映像、MV、アパレル、YouTube等幅広く活動中。

https://lit.link/himekomatsu

Xリーグのアンバサダー、姫子さん=北川直樹撮影

【文・写真:北川直樹】

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