close

2019-04-30

ジェイが後藤に快勝

 29日、新日本プロレス「レスリング火の国2019」が熊本・グランメッセ熊本で開催された。

 メインイベントは"SWITCHBLADE"ジェイ・ホワイト、"混沌の荒武者"後藤洋央紀とのスペシャルシングルマッチ。後藤は粘りをみせるも最後はジェイのブレイドランナーに撃沈した。

※以下の試合リポートは「週刊プロレス mobile」内の「試合結果速報」に掲載されたものの一部となります。

第8試合 スペシャルシングルマッチ(60分1本勝負)
○ジェイ・ホワイト(22分59秒、片エビ固め)後藤洋央紀●
※ブレイドランナー

後藤(左)にブレイドランナーを決めるジェイ(右)

 ゴングが鳴ると、ジェイは場外に出る。すぐに戻り、ロックアップからジェイがロープに詰める。離れ際に後藤がガットショット、エルボーも、ジェイはスカすように場外へ。後藤が追いかけるとリングに戻る。後藤がジェイを攻め、場外でも痛めつけていく。

 外道に気を取られた後藤がジェイに背中を見せると、ジェイはすかさずバックを取り、バックドロップで叩きつける。リング内に戻りジェイが攻勢に出る。

 防戦の後藤はブレーンバスターで投げて形勢逆転を図るが、突進をかわされてバックに回られると、バックドロップで叩きつけられる。それでも後藤はカウンターのミドルキックをぶち込み、コーナーに詰めてエルボーから串刺しラリアット、バックドロップと続ける。

 後藤がラリアットを狙うと、ジェイはスカすように攻撃を遮断。後藤はペースを狂わされる。後藤の変則ロープワークからのラリアットをコンプリートショットで切り返したジェイは、続けてジャーマン・スープレックス。

 後藤はローリング・ラリアットから攻め込もうとするも、ジェイはロープ際で場外へのバックドロップを仕掛ける。すぐに後藤をリングに戻し、キーウィークラッシャー。ブレイドランナー狙いは後藤が踏ん張る。後藤はショートレンジ・ラリアット。

 エルボー合戦は後藤が打ち勝ち、ジェイはダウン。変則ロープワーク合戦から、後藤がラリアットを決める。後藤は串刺しニールキックからコーナーにジェイを乗せて、ネックブリーカー。コーナーに上った後藤をとらえたジェイがブレーンバスターを狙うが、後藤も踏ん張る。コーナー上で後藤がヘッドバット。雪崩式回天を決めるもカウント2。

 滝行キックの体勢に入ると、外道がエプロンへ。ジェイがイスを手にして近づくも、後藤は気づいて撃退。外道を蹴散らした後藤は、ジェイに牛殺し。ミドルキックからGTRの体勢も、ジェイは踏ん張る。後藤はヘッドバットから裏GTRもカウント2。

 GTR狙いをことごとく切り返したジェイがSSS(スナップ・スリーパー・スープレックス)を連発。最後はブレイドランナーで3カウントを奪った。

「オカダの時代は終わりを迎える。」(ジェイ)

試合後マイクを取るジェイ

 試合後、ジェイがマイクを手にして、「クマモトのみんな、ハッピーか?ハッピーだったら、それでいい。ゴトーはまたしても敗れ去った。ゴトーは変わらずゴトーだったな。アイツにはこれがお似合いだ。これでもう、ゴトーは誰にも合わせる顔がないほどまで落ちぶれてしまった。こんなに楽しんでくれるのなら、もう1回叩きのめしてやってもいいかな。オレのベルトは今、オレの腰にない。だけど、オレの時代であるのは変わらない。バレットクラブの時代であることもな。オカダの時代は終わりを迎える。すべてを含めて、新時代にあるスイッチブレイドの息のかかるところにあるんだ」と熊本大会を締めた。

◆バックステージ
ジェイ「ゴトー、まあ、よくやったよ。みんなは、オレが相手してくれてありがとうって思ってるさ。それだけでしかないってことが、今夜わかったはずだ。違いを見せつけてやった。まあ、ゴトー。誰もまだオレの限界を知らない。オレはほかのヤツらと違って、1日1日、成長し続けてるんだ。何度やっても同じことだ。これでゴトーは、オレの遥か後ろに後退した。もう合わす顔がないほどにな。そもそもオレとは格が違うんだ。みんなも知ってるように、オレはたった1人でマディソン・スクエア・ガーデンを完売にした男だ。さて次は。次は、そうそう、数日後、オカダとSANADAが闘うよな。俺のベルトを懸けて。どっちが勝つかな? 勝った方は俺と闘うべきだ。敗者に用はない。勝った方がスイッチブレイドと…(と言って引き揚げる)」

※後藤はノーコメント

今大会の詳細は 5月1日(水)発売の「週刊プロレス5月15日号(No.2010)」に掲載。

週刊プロレスmobile(月額324円)ではプロレス界の最新ニュースや大会リポート、バックステージコメントなどを完全網羅!

PICK UP注目の記事

PICK UP注目の記事