まだ今年も半分以上残っている段階でいささか気が早い気もするが、毎年年末に発表される「東京スポーツ新聞社制定プロレス大賞」のMVPを予想してみようと思う。
というのも今年は早くも2人に絞られている感がしないでもないからだ。もちろんあくまでも5月末の段階の話なので、むしろこういった賞は下半期に活躍した方が印象が強いので有利、という定説を無視した上での話になるが。
まず現在のMVP最有力候補としては近年、毎年必ず候補にあがり、実際3度も受賞しているオカダ・カズチカ(新日本)が挙げられる。IWGPヘビー級王座を2年も保持し続け、6年前に棚橋弘至が作った防衛回数V11の記録を先日の5・4福岡で記録保持者だった棚橋を破ってV12の新記録達成。この記録はプロレス史に刻まれるものであり、当然、MVPに値する。
2012年、2013年、2015年と過去3回MVPを受賞しているオカダ
オカダの対抗馬…というか印象度でいえばまったくヒケを取っていない、もう一人のMVP候補が“方舟の象徴”丸藤正道(NOAH)。今年がデビュー20周年の記念イヤーとなる丸藤はホーム団体のNOAH以外もプロレス界を股にかけて幅広く活動中。20年前にプロデビューした古巣・全日本では4月に「チャンピオン・カーニバル」(シングルのリーグ戦)優勝。その結果、全日本の頂点のベルト・三冠ヘビー級王座に5・24後楽園ホールで挑戦が決定。王者はカーニバル決勝戦で破っている宮原健斗。
さらにホームリングNOAHの至宝・GHCヘビーにも三冠挑戦5日後のNOAH後楽園ホールで挑戦する。こちらの王者は同世代としてともにNOAHをけん引してきた杉浦貴。もし、丸藤がどちらの王座も奪取し、三冠&GHCの2冠達成となればプロレス界初の偉業となる。
オカダのIWGP防衛記録に対抗するように、オカダの持つIWGP以外の日本プロレス界のメジャーベルト2本を独占できればインパクト絶大。その上、丸藤はデビュー20周年。これは賞の選考には直接関係はないが、選考員とて人間。「記念イヤーに賞を…」と温情が働く可能性はある。
もちんすべては丸藤の2冠達成が前提ではあるが、もしその快挙を実現できれば1年を半分以上残してMVPを近くへ引き寄せることができる。近年の日本プロレス界は新日本プロレスの独り勝ち状態が続く。それを象徴するようにプロレス大賞MVPも昨年まで7年連続新日本所属選手が受賞している。もし丸藤が取れば8年ぶりの新日本以外の選手のMVPとなるが、果たして……。 と、書きながら6月以降にすごい実績とインパクトを残した選手がMVPを取る可能性も十分あり得ることも、最後に記しておきたい。
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