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2018-05-16

浜田文子が覚せい剤使用で逮捕※二上社長、担当弁護士のコメント全文掲載

浜田が仙女での王座戦を突如欠場し、王座返上。“やむを得ない事情”により長期欠場が発表

プロレスリングWAVE所属の浜田文子(37)が覚せい剤使用により逮捕されていたことが明らかになった。

※覚せい剤の使用により逮捕されていたことが判明したプロレスリングWAVEの浜田文子
写真◎週刊プロレス

センダイガールズが管理するセンダイガールズワールド王座を保持していた浜田は、5・13大阪でDASH・チサコとの防衛戦をおこなう予定だった。しかし、大会の数時間前に突然欠場となることがWAVEより発表された。この時点での欠場の理由は“体調不良”。そして、この日の夜にベルトを返上することが正式に発表された。

翌日の14日には、WAVEより浜田が“やむを得ない事情”により、しばらくの間欠場となることが発表された。これにより参戦が決定していたWAVE5・15新木場、SEAdLINNNG5・16後楽園のカードが変更となった。

そして真相が明らかになった5月15日。全5試合のWAVEの新木場大会はつつがなく終了。そして全試合終了後、大会前よりアナウンスされていた通り、WAVEより浜田についての重要な報告がなされた。

二上社長が涙ながらに報告「犯罪の事実が明白となり次第、浜田とのすべての契約を解除する方針です」

二上社長は涙ながらに、事態の成り行きをリング上で説明した
写真◎週刊プロレス

二上社長「現時点で明らかになっている事実について、みなさまに包み隠さずご報告したいと思います。浜田は13日の仙女大阪大会を欠場しました。(涙声になり)この日は大会直前に浜田から出場できないと連絡があり、連絡内容から明らかに体調不良と判断されたため、あまりに突然でありましたがやむなく欠場とすることにし、みなさんにその通りご報告しました。しかし、その後に体調不良とは異なるということが明らかになりはじめました。結論から言いますと、犯罪行為により警察に逮捕されていました。犯罪行為の罪名は覚せい剤の使用です。私たちがこの事実を正確に把握したのは翌日、つまり昨日の明け方近くで、浜田と深夜に面会した担当弁護士さんから、その時点での浜田の状況を具体的に報告されたときでした。

プロレスリングWAVEといたしましては、このような事態が生じたことを大変重く受け止めており、また極めて残念に感じております。同時に可能な限り早く、この事実を公表すべきと考え、現時点までに明らかになっている事実を取り急ぎ報告させていただいた次第です。皆さんにできるだけ早く事実を公表したいというのは、浜田本人の希望でもあると弁護士から伝えられております。浜田をよく知っている方からは『浜田がこのようなことをするのは、止むない事情があったに違いない』と考えてくださるかたもいらっしゃるかもしれません。また、担当弁護士さんからは、浜田には常習性を伺わせるような事実は一切なく、初めて覚せい剤を使用し、そのまま逮捕されたようだと報告を受けております。しかし、どのような経緯があったかは関係ありません。

いかなる理由があろうとも、違法薬物の使用は絶対に許されない犯罪であり、どのような言い訳も耳を傾けてはいけないものであります。現在は捜査の進捗を見守っている状況にありますが、さらなる事実関係が明らかになり犯罪の事実が明白となり次第、私たちは即刻厳正なる処分をおこなう方針です。(言葉に詰まりながら)具体的には、明確になり次第浜田とのすべての契約を解除する方針です。この点について私たちの姿勢と強い決意をここに表明させていただきます。

浜田がこのような過ちを犯したのは、浜田を充分を支えることが出来なかった私たちにも責任の一端があると考えております。このような事態を招き、関係者のみなさまとファンの皆さまにはご心配をおかけしていることを心からお詫び申し上げます。また、現在浜田は身柄を拘束中であり、直接謝罪ができる状況にありませんが、できる状況になり次第本人からも深い謝罪を表明したいという意思が伝えられていることを、重ねてお伝えいたします。ご報告は以上です。この度はまことに申し訳ございませんでした」

また、二上社長、桜花由美専務はバックステージでの囲み取材にも応じた。

二上社長「申し訳ございません意外、私の口からは言うことができません。今リング上で言ったことが、今わかっていることのすべてで、それ以上でもそれ以下でもない、今の浜田文子の現状のすべてです。(面会予定は?)面会ができるようになれば行きたいと思いますが、まだ面会ができるような状態ではないそうなので、そこは弁護士の先生にすべて任せております。(本人に変わった様子は?)悩みはみんな何かしら持っていると思うので、特に変わった様子もなく、普通に仲良く接していて。選手たちともみんな仲がいいし、ちょくちょく飲みに行ったりもする間柄で明るかったんですけどね。(選手たちの反応は?)まあ、一番は信じられないと。みんなショックだろうし、多分同じことを思っていると思います。

(会見ではなくリング上での報告となったが?)ホントに昨日の深夜というか、朝方にわかったことなので、早く報告したかったのと、仙女さんの大会でタイトルマッチに穴を開けてしまったというすごい責任もあるし、ウチの大会も明日のSEAdLINNNGさんも休むということで、みなさん心配されたと思うので、いち早く報告したほうがいいのかと思って。偶然ですけどウチの大会が直近であったので、それならファンの皆さんの前で堂々とすべてを潔く話した方がいいのではないかと思ったので、今日リング上で表明させていただきました。(8月に20周年興行が予定されていたが?)大阪で記念大会をやるという話は、明らかに中止です。8月19日の文子20周年、ウチの11周年、桜花の17周年という大会は、文子の20周年だけ外してやります」

桜花「一応チケットに浜田シートがあったんですが、それは払い戻しという形になると思いますので、それは決定次第ご連絡させていただきます。ちょっとあまりにも突然で急だったので、そういう部分まで手が回っていませんので」

担当弁護士の田中氏がコメント「本人からは極めて深い反省が見られた」

接見した際の浜田の様子を語る田中弁護士
写真◎週刊プロレス

浜田文子の担当弁護士である田中広太郎氏も同日、メディアの囲み取材に応じた。

田中氏「私の方はスペイン語を専門としていることもあって過去に面識がありまして。警察署から直接連絡がきまして、浜田さんが弁護士に会いたいと指名を受けました。おそらくご本人は東京にいられたと思います。(常習性は見られなかったという話だが?)使用されたのは覚醒剤とのことですが、私がお話を伺ったところ、依存性や常習性はまったくないように思われます。(逮捕までの経緯は?)通常の令状を取った逮捕や現行犯逮捕ではなく、すごく様子がおかしくて、警察に保護を求めるような感じになり。それで警察の方で様子がおかしいので検査をしてみましょうということになり、そこで覚醒剤を使っていたということが発覚したという状況です。

(本人と会った印象は?)あまりにも皆さまに申し訳ないと、ものすごく泣き続けていて。少し会話にならない部分もあったのですが、弁護士としての印象としては、今回こういう形になったのはかなりの事情があり、何かつらい状況などもあった中で思いつめて過ちを犯してしまったのではないかと。極めて深い反省が見られて、ものすごく泣かれていたというのが一番の印象です。(今後はどうなるのか?)今はまだ逮捕されている状態で、おそらくですが明日『拘留請求』というのがありまして、おそらく10日間の拘留が決定されるのではないかと思います。事案によりますが、その後さらに10日間拘留が延長されるかもしれなくて、その後に起訴するかどうかを警察が判断すると思います」

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