11月11日、adidas Runners of Tokyo presents - TOKYO RUN+ 5 CHALLEGEが開催された。名前のとおり、ランの中に5つのチャレンジセッションが組み込まれているイベントだ。
adidas Runners of Tokyoは、青信号だけで東京都内の42.195kmを走り切るイベントや、原宿を舞台にした3人制のランニングバトルなど、これまで誰も体験したことのない新感覚のランニングイベントを開催してきた。
TOKYO RUN+ 5 CHALLEGEは、5人1組で、4km、6km、8km、12kmのコースを走り、コース上に設定された5つのアクティビティに挑戦するというもの。コースはあらかじめ示されておらず、ランニングアプリのRuntasticに示されるので、宝さがしやロゲイニングのような感覚もある。
私たちは12kmのコースに申し込み、与えられたのはAコース。コースを見つけるのを面倒だと思って、同じ方向に走っているグループの後ろについて走っていると、違うコースだった場合、コースを見失ってしまうことになる。私たちは3つめのアクティビティを見つけられず、大きなビルの周りをグルグルと回ってタイムをロスしてしまった。
5つのアクティビティは、5人6脚など5人で力を合わせなければクリアできないものばかり。1つ1つのアクティビティをクリアするたびに一体感が高まっていく。まさに新感覚のランニングイベントだ。
いろいろなコースがあるので、別のグループとすれ違うことも多い
マラソンで自己ベストを更新したいというタイプのランナーなら、距離に物足りなさを感じるかもしれない。夜走るのに黒いTシャツはないんじゃないか、走り終えたあとは水でもいいので飲み物がほしいと突っ込みを入れたくなるし、歩行者が多い神宮外苑のいちょう並木や表参道は走りにくいと不満を口にしたくもなる。しかし、これはマラソン大会ではない。
女子更衣室では、「楽しかった!」という声が多く聞かれたそうだ。参加者2000人、アディダスジャパン最大級のイベントは参加費無料。そのうえ、真っ黒いTシャツももらえる。ステージでは、中野ジェームズ修一さんによるGYM & RUNのフィットネスプログラムも行われた。走ることを日常的に行っていない人たちにとっては、ランニングの楽しさに出会うことができる貴重な機会となったようだ。
私自身は、プランクの姿勢で簡単な計算をするアクティビティで1問も答えられなかったし、鬼ごっこでは開始1秒で鬼に捕まったり、縄跳びでは1回目で足にひっかけてしまったり、チームの足を引っ張った。それでもレース以外は1人で走ることが多いので、仲間と一緒に走って、普段、やったことがないアクティビティを行うのは新感覚だった。
このようなイベントを通じて、走ることに興味がなかった人たちが、走る喜びに目覚めるようになること、それがadidas Runners of Tokyo が真に目指しているところだ。
タイミングを合わせないと前に進めない5人6脚
5人で1つのボールをドリブルする
簡単な計算もプランクをしながらでは、意外に難しい
タイミングが命
スペースの使い方がポイント