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2019-11-05

『イニエスタ メソドロジー』が都内で 1~3年生対象のサッカー教室を開催

 11月初旬、『楽天ママ割3周年記念プレゼントキャンペーン』に当選した都内の親子ペア16組32人を対象に、『イニエスタ メソドロジー』によるサッカー教室が行われた。初めに、『イニエスタ メソドロジー』とそのテクニカルディレクターのフアン カルロスを紹介する。

 

イニエスタ メソドロジーとは?

『イニエスタ メソドロジー』は、アンドレス・イニエスタ(神戸)独自のサッカースタイルやテクニック、ビジョンを次世代へと伝え、若手選手を育成するサッカーアカデミー。イニエスタが持つ世界トップレベルの技術の基礎となったトレーニングや方法(メソドロジー)、価値観などを、イニエスタが信頼を寄せ、本アカデミーのために来日したスペイン人コーチ、フアン カルロスをはじめとする優秀なコーチから直接指導を受けることができる。現在、兵庫、大阪でスクールを展開しており、都内でイベントが開催されるのは今回が初めてのこと

フアン カルロス(テクニカルディレクター)

イニエスタが9歳のときに出会い、25年間に渡りその成長を見守ってきたサッカーコーチ。イニエスタが12歳まで所属したアルバセテ・バロンピエで監督、コーチを務め、ヨーロッパのトップライセンスであるUEFA-PROライセンスを保有する

子供の目線に合わせた指導とルックアップの徹底

子供たちはグラウンドに入るときは必ず1列。規律を重んじるイニエスタによるこだわりのひとつだ

 この日はまず、フアン カルロスにより『イニエスタ メソドロジー』とイニエスタが歩んできたサッカー人生が紹介され、その後フットサルコートで実際にトレーニングが行われた。

鬼ごっこでビブスを奪い合う子供たち。フアン カルロスコーチはどのトレーニングでも、子供たちと同じ目線でコミュニケーションをとる姿が見られた

 最初はウォーミングアップを兼ねた鬼ごっこ。全員が腰にビブスをぶら下げ、それを取り合う形の鬼ごっこ。最も多くのビブスを獲った子供には「チャンピオン!」と声をかけて称えた。

ラダーを使ったステップのトレーニング。コーチが指で示した数字を見て声に出しながら、ステップを踏む

 次に行われたのはラダーを使ったステップのトレーニング。子供たちが慣れてくると、ステップを踏みながらコーチが指で示した数字を声を出して言うメニューも取り入れられた。これにより、子供たちには自然と顔を上げることが意識づけられた。

 給水を挟み、ボールを使ったトレーニングに突入。ジグザグに並べられた6つのコーンの外側をドリブルで進み(マーカーコーン付きのコーンは1周するルール)、逆側からスタートした相手とぶつかった場所でじゃんけん。勝った方が先に進み、6つ目のコーンに辿り着ければ1点となり、チームで点数を競う。

2チームに分かれ、1人目が同時にドリブルをスタート

マーカーコーン付きのコーンは1周してから相手側を目指す

相手チームの選手とぶつかったところでじゃんけん。負けた方は自チームの位置に戻り、2人目がスタート。勝った方が先のコーンにドリブルで進む

 次の練習は『ピーターパン』。2人組になり、ボールを持たない選手が前を進み、その後ろにボールを持った選手がドリブルでついていくといもの。前の選手はどこにスペースがあるか、またドリブルでペアが付いて来られているか、後ろを振り返りながら進む。その後にコーンを使ったパス練習が行われた。

『ピーターパン』で前の選手は、後ろの選手がドリブルでついてこれているかを確認するため、自然と後ろを何度も振り向いて確認する

パス練習では、右足でコントロールして左足で返すなど、様々なパターンが行われた

 最後にゲーム形式のトレーニングが行われ、約1時間20分のメニューを終えた。小学1年生から3年生を対象に行われたスクールで最も大切にされているのは、子供たちが楽しむこと。そしてどのようなときも顔を上げ、周囲の状況を確認しながらプレーすることが自然にできるよう、意識づけられていた。

 今回、イニエスタは自身の神戸での練習のために参加できなかったものの、イベントの前日とイベント後にはフアン カルロスと連絡を取り合うなど、非常に気にかけていたという。イニエスタが本気で取り組んでいるプロジェクトは、今後日本の育成年代のコーチングに大きな影響を与えるのではないか。

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