『高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2019』は1カ月以上あった中断期間を終え、再開。第3クールの初戦となる第11節が8月24日、25日に行なわれた。EASTでは首位の青森山田高校が最下位のジュビロ磐田U-18に敗れる波乱があったものの、EAST優勝へ向けて優位な状況に変わりなし。青森山田はまだ、2位に勝ち点6差をつけている。WESTでは首位の京都サンガF.C. U-18が勝ち点3を積み上げたが、同じ勝ち点で2位だったガンバ大阪ユースが8-0のスコアで快勝。G大阪に得失点差で上回られ、首位の座を奪い返された。第12節は8月31日、9月1日に行なわれる。
上の写真=WESTでは名古屋グランパスU-18と東福岡高校が対戦。後半に6ゴールを挙げた名古屋が東福岡から7-0の大勝を収めた(写真は試合を通して高いキープ力を見せた名古屋の田邉光平<10>) (C)JFAnews/SMD
古賀聡・監督(名古屋グランパスU-18)
「前半の終わりは相手を押し込む時間がつくれましたが、スコアで見れば1-0。決定機もつくられてしまい、どちらかと言えば相手のゲームだったように思います。攻撃的に戦う以上、後ろの選手がより広い範囲を粘り強く守る必要があるのですが、簡単にターンされて打たれた場面もあったので、守備陣全体で質を高めていかなければいけません。後期も全員がボールに関わり、相手を押し込むサッカーをするのが目標です。ボールを失ってもすぐに奪回し、2次攻撃、3次攻撃を繰り返す1点目を奪ったあとのような攻撃をいかに長くできるか、追及していきたいです」
森重潤也・監督(東福岡高校)
「名古屋の映像を見た際に速さや技術の高さが素晴らしく、今のうちでは太刀打ちできないと思っていました。そうした相手に対して良いポジションをとったり、判断を良くすることでしっかり戦うことを意識させました。無失点で試合を進めながら、高い位置まで攻め上がる相手サイドバックの裏をカウンターで突ければ良かったのですが、惜しい形で終わってしまったのが悔やまれます。現状を考えると先制点を与えるまでの出来は悪くなかったのですが、それなりのプレーしかできなかったからこのような結果になったと思います」
名古屋グランパスU-18 7-0 東福岡高校
京都サンガF.C. U-18 4-0 ヴィッセル神戸U-18
セレッソ大阪U-18 2-1 サンフレッチェ広島F.Cユース
大津高校 2-2 アビスパ福岡U-18
ガンバ大阪ユース 8-0 愛媛FC U-18
山中真・監督(柏レイソルU-18)
「90分を通じて厳しいゲームでした。内容だけを見たら完敗と言うべき試合だったと思っています。ビルドアップのところで自信を持ってパスを受けることができていなかったですし、イージーなミスも多すぎました。うまくいかなかったのは私が選手たちにアイディアを与えられなかったことも原因だと思います。ただ、こういう内容であっても最後まで諦めることなく戦い、勝ち点1をとれたのは収穫だと思っています」
平岡宏章・監督(清水エスパルスユース)
「ゴールを奪うべきところで奪わないと、こういう試合になるということです。追加点を奪えなかったことが問題でした。もちろん、柏レイソルさんのゴールキーパー(佐々木雅士)がしっかりしていたというのもありますが、最近、流れの中からのゴールをほとんど決められていません。もっと細かいところまでこだわっていきたいと思います」
柏レイソルU-18 1-1 清水エスパルスユース
大宮アルディージャU18 0-0 市立船橋高校
ジュビロ磐田U-18 3-2 青森山田高校
尚志高校 1-1 流通経済大学付属柏高校
浦和レッドダイヤモンズユース 0-0 鹿島アントラーズユース
【EAST】
青森山田高校(青森県)、尚志高校(福島県)、鹿島アントラーズユース(茨城県)、浦和レッドダイヤモンズユース(埼玉県)、大宮アルディージャU18(埼玉県)、市立船橋高校(千葉県)、柏レイソルU-18(千葉県)、流通経済大学付属柏高校(千葉県)、清水エスパルスユース(静岡県)、ジュビロ磐田U-18(静岡県)
【WEST】
名古屋グランパスU-18(愛知県)、京都サンガF.C. U-18(京都府)、ガンバ大阪ユース(大阪府)、セレッソ大阪U-18(大阪府)、ヴィッセル神戸U-18(兵庫県)、サンフレッチェ広島F.Cユース(広島県)、愛媛FC U-18(愛媛県)、アビスパ福岡U-18(福岡県)、東福岡高校(福岡県)、大津高校(熊本県)
出場20チームをEAST/WESTで10チームずつに分け、それぞれホーム&アウェー方式の総当たり戦(18試合)を実施する。EAST/WESTそれぞれの優勝チームは、ファイナル出場権を獲得する。 また、EAST/WESTそれぞれの下位2チームは、2020年度のプリンスリーグへ自動降格する。 2019年度プリンスリーグの上位16チームはプレミアリーグプレーオフへの出場資格を獲得し、勝利した4チームが2020年度のプレミアリーグ出場権を獲得する
4月6日(土)~12月8日(日)、全18節
【ファイナル】12月15日(日)
【プレーオフ】12月13日(金)・15日(日)
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