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2018-04-17

2年ぶりの千葉県名門校対決 <プレミアリーグ 2節結果>

 4月15日、『高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2018』の第2節が行なわれた。
 EASTでは、『プリンスリーグ関東』から今シーズン昇格してきた流通経済大学付属柏高校が「千葉県のライバル」でもある市立船橋高校と戦った(上のメインカット)。プレミアリーグでは2年ぶりとなる名門校同士の一戦は拮抗した展開となり、お互いに最後までゴールネットを揺らすことなくスコアレスドローで試合を終えた。WESTでは、1週間前に行なわれた開幕戦で5失点を喫し、大敗してしまった京都サンガF.C.がセレッソ大阪U-18と対戦。京都は勝つことができなかったが守備を立て直すことができ、1-1の引き分けで勝ち点1を得た。
 第3節は4月21日、22日に行なわれる。

流通経済大学付属柏高校×市立船橋高校

監督コメント
本田裕一郎・監督(流通経済大学付属柏高校)
「『市立船橋は中を固められると困るところがあるのかな』という想定があり、外よりも中、ちょうどセンターサークルのところを縦に延長した部分をしっかり守ることを意識させていました。守備については70点くらいあげられる試合だったと思いますが、攻撃のところは少し雑になり過ぎました。(1年生を先発起用したが、)学年で出る選手を決めるつもりはありません。もちろん新しい環境に来て学校に慣れていない部分はありますが、物怖じせずにやれる選手だと思ったので使っただけです」

朝岡隆蔵・監督(市立船橋高校)
「意図通り、事前に想定していたとおりにゲームは動いていたように思います。しかし1本の質というか、そこで勝負が決まるという部分で精度を欠いてしまいました。リスタートを含めたところで惜しい場面はありましたけれど、決め切れませんでした。昨年は流経大柏が『プリンスリーグ関東』の所属でしたので試合をやれる回数が少なかったので、今年はこうして同じステージで競い合えることはお互いにとってプラスだと思っています」

京都サンガF.C. U-18×セレッソ大阪U-18

監督コメント
岸本浩右・監督(京都サンガF.C. U-18)
「よく頑張ってくれたと思います。開幕戦を見て、セレッソが攻撃も守備もアグレッシブにやってくるのは分かっていたので心積もりをしていました。私たちは『奪ったボールをどうするか』をポイントにしており、ゆっくりしていたら奪われるので、空いているスペースに素早くボールを運ぼうと考えていました。前半は失点するまでとても良いゲームができました。後半はアクシデントで不慣れなポジションをやる選手もいましたが、役割を全うしてくれ、次につながるゲームだったと思います」

村田一弘・監督(セレッソ大阪U-18)
「選手は頑張りましたが、スピードとパワーが不足しているように感じました。走行距離は悪くないのですが、今取り組んでいる課題があらためて出た試合だったと思います。高い位置でボールを奪える場面もありましたが、もっと仕留めることができましたし、これまでのチームを見ていると物足りなさも感じるので満足はしていません。もう一つ早い段階で奪えないとダメですし、奪ってからのクオリティーも雑になっていました」

【第2節 試合結果 ※丸数字は第2節終了時点での順位】
EAST:
流通経済大学付属柏高校④ 0-0 市立船橋高校③
清水エスパルスユース⑧ 1-2 浦和レッドダイヤモンズユース⑥
鹿島アントラーズユース② 3-2 柏レイソルU-18⑤
ジュビロ磐田U-18⑨ 0-2 FC東京U-18⑦
青森山田高校① 5-0 富山第一高校⑩

WEST:
京都サンガF.C. U-18⑩ 1-1 セレッソ大阪U-18⑦
東福岡高校① 2-0 ヴィッセル神戸U-18⑤
サンフレッチェ広島F.Cユース⑧ 2-2 ガンバ大阪ユース⑥
名古屋グランパスU-18② 4-1 阪南大学高校③
米子北高校④ 1-0 アビスパ福岡U-18⑨

【出場チーム】
前年度プレミアリーグのEASTとWESTの上位8チームずつ、およびプレミアリーグ参入戦で勝利した4チームが出場する
EAST:
青森山田高校(青森県)、鹿島アントラーズユース(茨城県)、浦和レッドダイヤモンズユース(埼玉県)、市立船橋高校(千葉県)、柏レイソルU-18(千葉県)、流通経済大学付属柏高校(千葉県)、FC東京U-18(東京都)、富山第一高校(富山県) 、清水エスパルスユース(静岡県)、ジュビロ磐田U-18(静岡県)
WEST:
名古屋グランパスU-18(愛知県)、京都サンガF.C. U-18(京都府)、阪南大学高校(大阪府)、ガンバ大阪ユース(大阪府)、セレッソ大阪U-18(大阪府)、ヴィッセル神戸U-18(兵庫県)、米子北高校(鳥取県)、サンフレッチェ広島F.Cユース(広島県)、アビスパ福岡U-18(福岡県)、東福岡高校(福岡県)


【大会方式】
出場20チームをEASTとWESTで10チームずつに分け、それぞれホーム&アウェー方式の総当たり戦(18試合)を実施する。EASTとWESTのそれぞれの優勝チームは、『プレミアリーグ ファイナル』出場権を獲得する。また、EASTとWESTのそれぞれの下位2チームは、2019年度のプリンスリーグへ自動降格する。 今年(2018年)度プリンスリーグの上位16チームは『プレミアリーグ プレーオフ』への出場資格を獲得し、勝利した4チームが19年度のプレミアリーグ出場権を獲得する


【大会日程】
4月7日(土)~12月9日(日)、全18節
『プレミアリーグファイナル』:12月15日(土)
『プレミアリーグ プレーオフ』:12月14日(金)、16日(日)

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