迫るJTO3・6後楽園大会に向け、2日に分けて直前インタビューを掲載。第一弾では稲葉姉妹が自身のカードについての思いを語る。全カードは以下の通り。
「3.6 後楽園ホール大会」
★3月6日(金)東京・後楽園ホール(18:30)
▼KING OF JTO◎武蔵龍也<1位>vsIBUKI
※第12代王者の2度目の防衛戦
▼JTO無差別級選手権試合◎<王者>ボンバータツヤvs赤間“AKM”直哉<挑戦者>
※第5代王者の初防衛戦
▼JTO GIRLS選手権試合◎<王者>MIRAI vsビッグ春華<挑戦者>
※第6代王者の初防衛戦
▼稲葉あずさデビュー3周年記念スペシャルシングルマッチ◎稲葉あずさvs吏南
▼スペシャルシングルマッチ◎TAKAみちのくvs稲葉ともか
▼JTOタッグ選手権ガントレットマッチ◎<王者組>夕張源太&MIYAMASA vsカーベル伊藤&新<挑戦者組>vsヒロ飯島&ARA<挑戦者組>vsたこぶつ&ユーク・カガトビ<挑戦者組>vsジュエル・バード&北上コータ<挑戦者組>vs?&?<挑戦者組>
※第9代王者組の初防衛戦
▼Aoi&ジャンボ井上vsみず葉&ラブリカ・ヒナーノ
▼スペシャルシングルマッチ◎TAKAみちのくvs稲葉ともか
ともか「(TAKAみちのく代表とのシングルです)このカードは自分で希望しました。私は自信を持ってJTO所属としてJTOっていう団体を大きくしていきたいってずっと口には出してきたんですけど、でも正直言うとこのままでいいのかなとか。イチプロレスラー・稲葉ともかとして見た時に、もっと上に行きたい。そう考えた時にハッキリ言うと…JTOにいるっていうことを悩んだ時があったんです。このままでいいのか、上に行くためにはやっぱり動かないとなとか思って。そんななかMIRAIとのシングル(25年11・29新宿)が決まって。MIRAIに対しては絶対負けたくなかったし、負けるつもりももちろんなかったし、勝つ気しかなかったし、何よりこの闘いを一番楽しみにしてたのは多分TAKAみちのく代表だったと思う。だからこそ、やっぱ代表から離れなかった私の今までを見せたかった。
けど、結果的に負けちゃって…なんか自分の気持ちがわかんなくなっちゃったんですよね。これまで団体を出ていった人たちってすごい結果を残してるじゃないですか。自分は所属のまま代表の下で大きな結果を出していきたいってずっと言ってたけど、なかなか…スターダムのリングでやっとワンダー挑戦できたけど、それでも取れなかったりとか。自分の中で葛藤することがけっこう多くて、あのMRAI戦をきっかけに自分の気持ちがわかんなくなって。でもまあ、ずっといつまでもこんなわからないまま、逃げというか、いつまでもマイナスな気持ちでいちゃダメだなって思ったときに、TAKAみちのくとシングルやらなきゃって思って。今やるべき私の相手はTAKAみちのくだって。それで代表に自分から言いましたね。
これは何度も言ってるんですけど、私やっぱり代表のことすごく大好きだし、尊敬してて…まあ大嫌いなんですけど(笑)。大嫌いだけど大好きだし、尊敬してるからこそ認められたいってずーっと私は言ってるんですよ。でもなかなか褒めてもらえないし、認めてもらってないなって。その反対に妹のことはべた褒めだし、辞めていった舞華には自分の必殺技・みちドラを直伝して、めちゃくちゃ褒めてるし認めてる。MRAIにも女子初めてみちドラで勝って。もうなんか代表の“初めて”を私がライバル意識してる同期2人に渡して…妹べた褒め、AoiとかHisokAには天才とか言ってて…もう悔しさしかない。
代表からはSNSで『嫉妬だ、妬みだ』って言われたんですけども、はっきり言って嫉妬だと思ってます。もうそこは認めます、嫉妬ですよ。なんで私は15歳からずっとついてきてるのに…みたいな。っていうのもあって私は決めました。まだTAKAみちのくって女子プロレスラーに負けたことないんですよ。なので一番初めに私が勝ち星を取ってやる。舞華に初めて直伝して、MIRAIに初めて出したんだったら、私が初めて“TAKA越え”します。(あずさの誕生日興行でもみちのくドライバーをやっていました)あれはプレゼントですので…まあそれもムカつきましたけどね(苦笑)。今まで誕生日プレゼントもらったことないんですよ。LINEのスタンプぐらいですかね? スタンプって言ってもおめでとうスタンプが来てたぐらい。ムカつきますね。ムカつくんでこの試合はもう尊敬の気持ちもあればムカつくし、すべての気持ちをこの一戦にぶつけようかなって思ってます。
あと私は元々“対男子”をやりたいタイプで、だからっていうのもあって男女の団体を選んだっていうのもずっと言ってきたんですけど。やっぱりファンの方が増えて、対男子が嫌だっていう声が多くなっちゃったんですよね。色々と私のプロレスへの考え方とかがスターダムさんや色んな団体に上がるようになって変わったんですけど、やっぱりイチお客さんの意見って大事だなって。興行・大会を見て、お客さんありきといいますか。今の私がいるのはやっぱお客さん、ファンの皆さんがいるからだと思ってるので意見は聞き入れたいなって思って。だから最近は対男子もけっこう控えてたんですけど…でも今回はファンの皆さんの気持ちとかは申し訳ないんですけど一切聞かず。これは本当に稲葉ともかがやらなきゃいけない闘いだと思ってるので。そこはちょっと理解してもらいたいなって。
やっぱり対男子見たくないと思ってるかもしれないけど、稲葉ともか対男子を見るんじゃなくて“稲葉ともかの試合”を見に来てほしい。この一戦が絶対これからの稲葉ともかの何かきっかけになることは間違いないので。これからの稲葉ともかに何が起こるか…ってなるような一戦になるので、本当にこの“稲葉ともか”を見に来てほしい。今までの稲葉ともかとこれからの稲葉ともか、もうこのすべてが詰まった一戦になることは間違いないし。あと私はファンの皆さんの応援のおかげで頑張れてるのは本当にそうなので、やっぱり応援してほしいですね。ファンの皆さんの応援が今の私には必要です。
この前タッグのベルトも取られちゃって、いまは何もベルトを持っていない。なので今まではJTOを背負ってとか、もう色んなものを背負って闘ってきましたけど、この試合はJTOとかスターダムとか背負うとか何も考えずイチプロレスラー・稲葉ともかとしてTAKAみちのくの前に立ちます。(ちなみにJTOを離れようとしたのはいつ頃?)定期的に(笑)。やっぱり結果が上下するたびにうーん…とか。代表に対しても団体に対しても思うことはあるので。代表は辞めてた人間ばっか褒めてるので、だったら辞めたら褒めてもらえるのかな? JTO辞めて他団体で大きい結果出したら『やるじゃん』って言ってくるのかなって思ったりもしました。なので今後自分がどうしたらいいのかとか…ホント色んな気持ちを含めて代表の前で、今後を決める一戦にはなることは間違いないのかなと。あとこの試合はメインでやりたいと思ってます。まだ試合順は分からないけど、やっぱりJTOといったらTAKAみちのく、稲葉ともかでしょう。この闘いはメインイベントじゃなきゃいけない。それぐらい私にとって大きな闘いだと思ってるので。団体にとって、JTOにとっても大きな闘いなんです」
▼稲葉あずさデビュー3周年記念スペシャルシングルマッチ◎稲葉あずさvs吏南
あずさ「(自身のデビュー3周年記念試合で吏南とシングルです)10人ぐらい代表に3周年でやりたい人を出して、叶ったのが吏南だったのもあるんですけど。もう闘うのは2年ぶり? 自分がデビュー数ヶ月でスターダム上がり始めた時に、ずっと憧れてたのが吏南で。プロレスラーになりたいって決めたきっかけの1人でもあるので、本当に思い入れのある選手で。(どういう部分に憧れを?)まずはこんなちっちゃくて、初めて吏南を見た時は小学生とかでしたよ。それでもプロレスラーになれるんだみたいな。全部に惹かれました、吏南の。それをずっとともかに言って、何回か会わせてもらったりとか、しっかり推し活してるぐらい好きで。デビューしてリングに上がるようになってから今度は敵になって、吏南の持つフューチャーを懸けてシングルマッチ(23年9・29品川)やったのがきっかけってかんじです。
フューチャー戦の時はまだユニットに入ってない、ただのクソガキみたいな扱いでしたね。でもあずさはそのシングルマッチが夢というか、ずっと見てた人と同じリングに立てて試合ができて。しかも自分がずっと欲しいと思ってたフューチャーのベルトを懸けて…もうすべてが夢の時間でした、あのフューチャー戦は。それから一緒にババア狩りしようって試合後に言われてタッグ組むようになって。ベルト取った後ぐらいにH.A.T.E.のTシャツを渡されて、そこからユニットに入りました。JTOのただの赤いあずさがちゃんと黒くなったのはそのユニットのTシャツを渡された時です。それまではもうあやふやだった状態で。
シングルから2年経って、お互いもちろん成長してるし、吏南なんかもうすっごい結果残してて。プロレスの説得力にしかならないような選手になってて今でもすごい尊敬しかないんですけど…やっぱりその吏南を倒したいっていうのもありますけど、一番は認めてもらいたいっていうのがあって。隣に立っててもわかんないことが多いと思うので、このタイミングでまた闘おうよって。(認められてないかも、という思いがある?)まだしっかり認められてもらったことがないというか。一緒にいて、いろんなことを教えてもらって。吏南とのパートナーになってから自分が一気にドカンと伸びたと思ってるので。まだ伸びてる最中なだけで、ちゃんと認めてくれるような言葉をもらってないし。いろんなことに挑戦してきたけど、それも吏南からしたらどうでもいいことだと思うんで、多分(苦笑)。なので、もうこのシングルマッチで闘って、しっかり認められたいっていうのがありますね。超えたいっていうのもありますけど、もちろん。
自分はフューチャーも取れてないんですけど吏南はフューチャーを飛び越えて白いって…また距離が開いちゃったというか、吏南との差が開いてしまったからここで埋めたいという気持ちもあります。(ちなみにこの日は赤と黒、どちらでいく?)どうなるかは会場来てからのお楽しみで。それは当日の気分というか。黒くいきたいなと思ったら黒でいくし、赤でいきたいなら赤で。(今年初のJTO後楽園大会での大一番です)これはもうあずさの後楽園大会って言ってもいいぐらいじゃないかなって思ってます。全部を持っていくというか…メインがいいけどタイトルマッチもあるのでどうになるか分かりませんけど、まあメインを食うつもりでもいるし。誰もが圧倒的にこの試合がメインだろうっていうぐらいの試合をしてやるつもりだし。
(現在QUEENのベルトを保持しているが、それを懸けて闘うわけではないと)私はこのベルトをかけて吏南とやるっていうのは違うなって思った。すごい関節技持ってるじゃないですか。だけどここではないなって思ったので。まあ、いずれかは懸けられたらなとは思いますけど。(最近でいうとJTOの大会では団体外の人と闘う機会が多いです)そうですね、自分が求めてるから。後輩たちとシングルして成長を見ていくのもいいんですけど。でもあずさはいま自分の成長も止めたくないんで。外の人間と色々闘って、学んで、自分が成長する時期だと思ってるので。トップだとはいえまだキャリア3年だし、若いし。伸びなきゃいけないと思ってるので、自分が。誰の手も届かないぐらいのところまで伸びたいと思ってるから。
(初シングルはどういう試合だった?)本当にあの試合は自分何もできなくて、へなちょこでひょろひょろで。まぁ(体格は)今とあんまり変わんないんですけど、受け身すらちゃんと取れてないみたいな。それぐらいの本当にひどい試合、自分の中では反省しかなかった試合なので、それも含めて今回はいい試合にしたいというか後悔の残らない試合にしたいなと思います。(2年間での成長を見せつける一騎打ちだと)もう見下すというか、勝ち名乗りして逆に吏南が寝てる状態ぐらいの気持ちで自分はいるんで、景色が。フューチャーの時とは逆の景色にしたいなっていうのは自分はありますね。
(試合とは関係ないがオスカープロモーション所属になりました。今後は芸能活動も?)特にちゃんとした部分は決まってないんですけど、プロレスをより広めていく存在になりたいっていうのもありますし。いま上谷さんがすごいじゃないですか。ああいうかんじというか、みんなの刺激になりたいというか。とにかくいろんなことに挑戦したくて、みんなができないようなこととかも。例えばあずさがテレビに出たらまたプロレスが広まるし、モデルのランウェイとかに出たらまた違う新しいお客さんにプロレスが広められるから。芸能界でもいろんなことをやってプロレスを広めたいっていうのが一番でオスカーに入りました。(ずっと入りたかった?)自分はベルトを落としたり、何かひとつ落としたら次のことにチャレンジしたがるタイプなんですよ。だからベルトを落として勢いを下げるんじゃなくて、つけなきゃいけないから。ちょっとやりたかった芸能に走ってみようかなっていうかんじで代表に言ってみて、いっぱい動いてもらってみたいな。面接とか受けてオッケーもらったので入れました。(本格的にタレントになったと)どんなかんじなのかは自分でも分かってないんだけど…じゃあタレントさんで(笑)。イェーイ! ここからはなにかお仕事が来たらそっちもやっていくってかんじです。でも後楽園終わった後ぐらいに超十代っていうファッションモデルみたいなのをやります。ランウェイ歩くっていうお仕事が来たんですよ。それに一番出たかったから、もう夢叶っちゃったーみたいな(笑)。ずっと出たい出たい言ってたら叶っちゃった。まあ今後はテレビとか色んな雑誌にも出れたらいいなってかんじですね」