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2018-07-17

ソフトボール 『カナダカップ応援日記』(3)

※熊井道也ヘッドコーチを囲んでミーティングを行う女子GEM2日本代表
写真◎Derek Guscott/ソフトボール・マガジン
文◎Kiyomi Guscott

 カナダで開催されている『カナダカップ ショーケースゴールドトーナメント』に参戦中の女子GEM2日本代表(U16)の模様を、現地在住記者のガスコット清美(Kiyomi Guscott)さんがお届けする『カナダカップ応援日記』。好評だった昨年に続き、今年も日本選手団の活躍の模様をお伝えしていきます。今回は、予選リーグ第1戦のお話です。(ソフトボール・マガジン編集部)

初戦、コールド勝ちで好発進!

 バンクーバー時間7月16日は、カナダのLloydminster U16 A Linersを相手に予選第1戦が行われた。

 昨日までの練習試合とは違い、本戦を迎えた選手たちは緊張しているのだろうか。ふとそんなことを思い、試合前の練習に顔を出してみると「こんにちは〜!!」と明るい声が聞こえて安心した。

 なかには自ら「ハロー!」と地元の観客たちに話しかける選手もいたりして、聞けば「ハロー!って言われたい人の顔が分かる」のだそう(笑)。とにかく選手たちの雰囲気が良く、連帯感が生まれてきたように思える。

※普段と異なる環境に身を置いても、とにかく明るい選手たち
写真◎Derek Guscott/ソフトボール・マガジン

 実は、今回のメンバーは4月に静岡で行われた選考会以来初めてこの大会で顔を合わせ、練習・試合を重ねてきたのだ。現地でのたった3日間の練習試合を通して彼女たちはお互いへの信頼や相手を思いやる気持ち、そして団結力を養ってきたのだと思うと、日本を代表するアスリートたちの順応性の高さを感じてしまう。

 試合は、初回にGEM2が2点を先制、その後も毎回得点を重ね10−0の4回コールド勝ちを収めた。試合後のインタビューで、主将として1からチームをまとめてきた中辻美空(兵庫大附須磨ノ浦高)は「(本戦で)1勝できて良かった。チームの雰囲気も良くなってきたし、試合中は自分たちの声が聞きづらくなるくらいの大きな声援をいただいて(笑)、その方たちへ感動を与えられるような日本らしい試合ができるように明日からも頑張りたい」と語った。

※地元ファンから感嘆の声が上がった伊波蘭のセーフティー
写真◎Derek Guscott/ソフトボール・マガジン

※初戦で白星を飾り、笑顔の中辻主将
写真◎Derek Guscott/ソフトボール・マガジン

※最後は恒例の、両チーム合同の記念写真
写真◎Derek Guscott/ソフトボール・マガジン

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