ソフトボール・マガジンで好評連載中の「うまカラ!~うまくなるカラダをつくろう!~」。スポーツトレーナーの木村友亮さんに、実際のプレーに結び付くトレーニングを紹介してもらい、「うまくなるカラダづくり」を目指す連載です。
ソフトボール・マガジン4月号では外野手のスローイングに焦点を当てました。外野手と言えば、ダイナミックなフォームから放つ矢のような送球で走者を刺す、あるいは進塁を防ぐプレーが見せどころです。
しかし、力強く投げようとし過ぎて、バランスの悪い身体の使い方で投げている選手も、多いのではないでしょうか。速い送球も大事ですが、より大切なのは正確な送球です。そのため、グラブ、つま先、ヒザを、それぞれ投げる方向に向けることが求められます。
また、前足を支点に体幹部分をコンパクトに回転することで、より素早く、パワーロスの少ないスローイングが可能になります。そうした上で、いかに身体を大きく使うかが、より速く、より遠くへ投げるポイントとなってきます。
それでは今回は、身体を大きく使って投げるコツがつかめるトレーニングをやってみましょう。
下の動画をご覧ください。
こちらは、バランスボールを使ったスローイングのトレーニングです。バランスボールを使う理由は、左右の手の間隔を広げるため。ですので、バランスボールの代わりにバットを横に持っても構いません。
スタンスを広めにして立ち、前足のヒザは真っすぐにしましょう。そして、後ろの股関節から始動し、下半身から上半身に動きを連動させます。
投げるときは、胸を大きく張りましょう。胸が張れていないと、しっかりと回転することができない状況をつくるのが、このトレーニングの一番の狙いになります。胸がちゃんと脹れていれば、ヒジの位置も高くなり、良いフォームにつながります。
身体のブレやヒザの開きに注意してください。フォロースルー時も油断せず、身体が前のめりになったりしないように。このトレーニングでフォームの感覚をつかめば、送球の飛距離は間違いなく伸びますよ!
より詳しいトレーニングの意義や、そのほかのメニューなどは、発売中のソフトボール・マガジン4月号を、ぜひご覧ください!
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