8月5日に開幕した『第52回全日本高校男子選手権大会(インターハイ男子)』。大会3日目の本日は3回戦と準々決勝が行われ、ベスト4が出そろいました。
連覇を狙う昨夏の王者・飛龍(静岡)は、1回戦で関西大倉(大阪)に完封勝利を挙げると、2回戦の牛津(佐賀)、3回戦の鹿児島工業(鹿児島)と、立て続けに無失点で勝ち上がります。そして準々決勝でも強豪・新島学園(群馬)にホームを踏ませず、ここまで失点ゼロ。貫録の内容で4強に名乗りを挙げました。
今春ベスト8の滝川(兵庫)は1回戦で実力校の島原工業(長崎)にサヨナラ勝利を挙げ、勢いに乗りました。2回戦では共生(岡山)との投手戦を制し、3回戦では安積黎明(福島)を集中打で下します。春は敗れた準々決勝は、読谷(沖縄)相手に鮮やかな逃げ切り勝利。波に乗っているチームです。
センバツで4強になった松山工業(愛媛)は、1回戦の八代工業(熊本)から10得点、2回戦は明桜(秋田)から8得点、3回戦では延岡工業(宮崎)に17得点と打線が好調。その一方で徳島科学技術(徳島)との準々決勝は2-0の接戦を制するなど、バランスも取れています。
3年連続3度目の出場となる啓新(福井)は、初戦で地元の南陽(山形)を完全アウェーの中で破り、2回戦では優勝経験のある多度津(香川)に圧勝。手応えを得て迎えた今日は、南陽(京都)を粘り強い攻守で下すと、準々決勝の九州産業大付九州(福岡)戦は満塁本塁打で一気に試合を決めました。
松山工業は今年、地元の愛媛県で国体があります。そして啓新は来年、地元の福井県で国体が開催されます。地元国体に向けて強化を進めてきた成果が、この夏、花開いています。
いよいよ明日が最終日。優勝の行方はどうなるのでしょうか、最後まで目が離せません! そしてこの大会の模様は、ソフトボール・マガジン10月号でたっぷりとお伝えします!
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