
カナダで奮闘中の女子TOP日本代表と女子GEM2日本代表(U16)の模様を、現地在住記者のガスコット清美(Kiyomi Guscott)さんがお届けする『カナダカップ応援日記』。本日は、WR Renegades 02戦でノーヒットノーランを達成した中邨花菜投手のお話です。(ソフトボール・マガジン編集部)
現地時間の7月13日、WR Renegades 02と予選リーグ最終戦を戦ったGEM2。結果は、中邨花菜投手(園田学園高)のノーヒットノーランの活躍で3-0と勝利し、6戦全勝で決勝トーナメント進出を果たした。
GEM2日本代表は、これまでの5戦ですべてコールド勝ちを収めていたが、この試合は2回表に1点を先取してからなかなか追加点が挙げられず、粘りに粘ってつかみ取った勝利だった。
試合後、ノーヒットノーランを成し遂げた中邨投手を「本当によく粘ってくれた」と優しい眼差しで見つめていたのが、渡辺祐司チームリーダー。聞けば、中邨投手はアスリート誰もが通るであろう「スランプ」に堕ちいって苦しんでいたのだそう。
彼女の中に“何か”が働いたことはコーチ陣の目にも明らかだった。
中邨投手は試合後のインタビューで、「あこがれの上野由岐子投手との交流」(「カナダカップ応援日記④」参照)が自身の精神面に大きな影響を与えてくれたのだと本当にうれしそうに語ってくれた。
「自分は緊張すると力が入り過ぎて甘いところに行っちゃうので、力を抜いて厳しいコースに投げていこうと意識していました。」と力強い声で話す中邨投手の顔が急に大人びて見えた。
日々の練習は確かに選手を強くするが、時に人との出会いが底知れぬパワーを生むことがある。GEM2の選手たちは、そういう意味でもチームメイトとの結束や人との出会いを通して、「今やっとチームになれた」ように思えた。
決勝トーナメントでは、さらに成長・進化し続けるGEM2の活躍に期待したい。

あこがれの上野投手との交流がスランプ脱出のきっかけになったという中邨投手。ナイスピッチングを見せた
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