カナダで奮闘中の女子TOP日本代表と女子GEM2代表(U16)の模様を、現地在住記者のガスコット清美(Kiyomi Guscott)さんがお届けする『カナダカップ応援日記』。本日は、地元カナダとのアウェーゲームに臨んだTOP代表の様子を伝えてくれました。
「カナダカップ」に参加している女子TOP日本代表は、7月13日(現地時間)に地元カナダ代表と対戦した。
TOP日本代表は昨日も2試合をこなしており、いずれもコールド勝ちを収めているのだが、その2試合目、午後9時から行われたメキシコ戦の後、今日の試合は当初の午後1時開始から、急きょ午後6時開始に変更された。
それは対戦相手にカナダが決まった為で、「平日の昼間の試合より夜の試合の方が、観客が入るのでは?」という理由からの変更だった。
昨日のメキシコ戦を終えた後、宇津木麗華ヘッドコーチがカナダ戦に向けて、こんなことを語っていた。
「相手のカナダを応援する方々が大勢詰めかける状況での試合は、アウェーでどう戦うかという精神的な面でも、良い練習になると思っています」
試合での精神面に加えて、前日に突然、試合時間を大幅に変更されるという試合前の状況面でも、完全アウェーを余儀なくされた。
その中でも、TOP日本代表は実力を発揮して、4-1で勝利を収めた。しかし、宇津木ヘッドコーチいわく「無難なゲームです。それほど苦しまなかったので、もうちょっと苦しんで“良いゲーム”をお客さんに見せられるようにしたいと思いますね」とのこと。
観客は「強い日本女子ソフトボール」を見たいのはもちろんだが、宇津木ヘッドコーチの言う「良いゲーム」に心を動かされ、そして「また見たい!」と思うのだ。
明日からのゲームでは強さだけでなく「人々をとりこにして離さないプレー」に期待したい。
(文・写真/Kiyomi Guscott)
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