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2026-07-29

【陸上】滋賀インターハイ 女子100mHで13秒30を持つ滝川二高の福田花奏が挑む2度目のインターハイ「同い年の高校記録が大きな目標に」

今季13秒30をマークした福田。前回3位の実力者が頂点を狙う(写真/牛島寿人)

陸上競技のインターハイが7月30日から7日間、滋賀・平和堂HATOスタジアムで開催。支部大会、都府県大会、全11地区大会を勝ち抜いた選手たちが集結し、17時以降のナイターで全41種目が行われる。
女子100mHは高校生も進歩が著しい。1年2カ月前までの高校記録・13秒34は今や高校歴代7位だ。それを上回る6傑のうちの5人が今季の高校100mHをにぎわせる。前回インターハイで1年生ながら3位に入賞した福田花奏(滝川二高2年・兵庫)もその一人だ。

追いつくことしか考えない

福田の自己記録は5月の兵庫大会決勝でマークした13秒30(+1.8)。1年時には追い風参考ながら13秒27(+2.1)で走っている。しかし、福田は兵庫も近畿も2年連続2位。昨年はチームの先輩である井上凪紗(現・青学大1年)を追い、今年は13秒29の二階堂咲(山手高3年)が前にいた。福田は、勝ちに飢えているといえるかもしれない。

昨年のインターハイ、目の前で石原南菜(白鴎大足利高3年・栃木)が、井上が持っていた高校記録13秒31を更新する13秒30で優勝するのを見た。福田は高校記録を滝川二高に取り戻すべく、冬期は2つの改善に取り組んだ。

1つ目は後半の走り。「去年は、前半で先行しても、後半で抜かされるレースが多かったので、冬期は後半を強くするためにハードルを11台並べて練習したいですって潮﨑(傑)先生に言い、11台ハードルをいっぱい跳びました」と話す。

2つ目は強く踏み切ること。“後半の走り”をより良くするために、「ハードルの踏切を強くすることを特に後半は意識してきました。だから、後半が強い人にも追いついていけるのかな。今回のレース(兵庫大会)は2番でしたが、後半失速しない走りができたのは成長だと思います」と成果を実感できている。

ただ、ストライドが伸びた半面、足の回転が追いつかなくなってきた。「近畿の決勝では後半にピッチの速さが足りていなかったと思います」と福田。インターハイでは後半のピッチがポイントになりそうだ。

兵庫大会では準決勝13秒40、決勝13秒30と自己ベストを連発。そんなタイムで走っても、二階堂に0秒01差で負けた。それまで福田は実績も記録も二階堂から追われる立場だった。「追われることにすごく重圧を感じていましたが、追う側になったから追いつくことしか考えない」と福田。追いかける方が性分にあっているようだ。

インターハイでは3組によるタイムレース決勝で順位が決まった昨年とは違い、予選、準決勝、決勝で今年の「1番」が決まる。13秒20の高校記録を持つ藤田紗季(敦賀高2年・福井)と、兵庫&近畿2連勝の二階堂はU20世界選手権出場のため、インターハイでの勝負はかなわない。それでも福田は「同い年の紗季ちゃんが高校記録を出して、それが大きな目標になっています。13秒20はまだ遠いけれど、そこを目がけて頑張りたい」と意欲的。福田の13秒に視線が注がれる。

文/中尾義晴 写真/牛島寿人

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