
10日目に勝ち越しを決めた髙安が、左ヒジのケガを理由に休場を発表した。大関が4人いて、全員が休場というのは、昭和以降初めてのこと。髙安と組まれていた1敗の白鵬が不戦勝となった。
※写真上=好調の琴勇輝を叩き込み、9勝目を挙げ優勝戦線に残った友風
写真:月刊相撲
2敗で両横綱を追う平幕3人のうち照強は勝ったが、妙義龍は敗れて3敗に後退。前日に初土俵から13場所連続の勝ち越しを決めた友風は、7勝3敗と好調な琴勇輝と対戦した。
立ち合い当たって琴勇輝が右に動いてから攻め込んだが、友風は慌てず余裕をもって叩き込み、9勝目を挙げた。
「(変化は)頭の片隅にはあった。とっさに体が動いた」と振り返った友風。優勝戦線に残ったが、「あまり意識せず相撲が取れている。初日から気持ちは変わっていない」と語った。
今場所は日体大の先輩でもある兄弟子の嘉風が右ヒザの靱帯損傷で初日から休場している。嘉風は友風の取組をしっかりチェックして、必ず連絡してくるそうだ。「嘉風関が見てくれているので、いい相撲を取りたいという気持ちが強いですね。毎日、恋人のように電話かメールをしています」と友風。
勝ち越しを決めた前日も、「電話で20分くらい話しました。『勝ち越した後の相撲が大事だぞ』と言われました。今日も落ち着いて取れたと思います」と兄弟子からのアドバイスが大きな力になっている。
結びの相撲で鶴竜が琴奨菊の猛攻を耐えて逆襲し全勝をキープ。1敗に白鵬、2敗に友風、照強で残り4日間の戦いとなる。
文=山口亜土
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