アメリカンフットボールの世界最高峰・NFL、Week1のマンデーナイトゲームは、カンザスシティ・チーフスが地区内ライバルのデンバー・ブロンコスを圧倒した。

ラン23回で、キャリアハイとなる173ヤード1TD、パスレシーブでも22ヤード1TDを記録した。前半だけで14回のランで89ヤードを獲得した。第3Qには60ヤードのビッグプレーでTD(タッチダウン)、モメンタムをつかんだ。
ウォーカーのスイッチが入ったのは、前半終盤にブロンコスが同点に追いついた後だ。自陣20ヤードの3rd&10ヤード。いったんはファンブルとなったボールを、QBマホームズが拾い上げてウォーカーにパスを決め、11ヤードをゲインした。
次のプレーではウォーカーは28ヤードを走り、一気に敵陣に攻め込んだ。この後ウォーカーは6ヤードのラン。チーフスが再び14対7と勝ち越した、10プレー・80ヤードのTDドライブで、45ヤードを稼いだ。
そして第3クォーターの開始早々、ウォーカーは、自陣40ヤードの4thダウン1ヤードのギャンブルで、一気に60ヤードを走ってTDを決めた。
「相手が(1ヤードを守るため)一斉に詰め寄ってくるのは分かっていた。彼らが詰め寄ってきた時、僕は外へ飛び出した」「そこから一気に走り抜けたんだ」とウォーカーはビッグプレーを振り返った。
第4Qには、復帰を果たしたQBマホームズからのフォワードトスによる2ヤードのTDレシーブも決めた。控えQBのジャスティン・フィールズとQB2枚を入れたガジェットな展開のこのプレーは、記録はパスだが、事実上ランだった。
ウオーカーの173ヤードは、リードがHCに就任する前の2012年、RBジャマール・チャールズがコルツ戦でマークした226ヤード以降では、チーフスRBとしては最多のラッシングヤードとなった。
1000ヤードRBなしで戦ってきたマホームズに、新たな相棒
20世紀のNFLでスーパーボウルを連覇したチームには、第1回、第2回のグリーンベイ・パッカーズを除いて、オールドファンなら即思い出せる、優れたRBがいた。
マイアミドルフィンズ、ピッツバーグ・スティーラーズ、サンフランシスコ・49ers、ダラス・カウボーイズ、デンバー・ブロンコス。黄金期を築いた上記のチームに、ラリー・ゾンカ、フランコ・ハリス、ロジャー・クレイグ、エミット・スミス、テレル・デービスがいなければ、栄光は訪れなかっただろう。
21世紀に入って、フットボールが変わった。QBが正確でクイックなパスを駆使することで、強いラン攻撃がなくとも、ボールコントロールオフェンスが可能になった。その最たる例がニューイングランド・ペイトリオッツとQBトム・ブレイディだった。
RBに求められるのは、パスレシーブ能力や、ブリッツピックも含めたパスプロテクション能力という、トータルのパッケージとなった。ゾンカやハリスの時代はRBの勲章だったシーズン1000ヤードラッシングは、一つの指標にすぎなくなった。RBのランは、現代NFLのオフェンスでは脇役となったのだ。
チーフスには、2017年――マホームズがルーキーで、控えQBだったシーズン――のカリーム・ハント以来、1000ヤードラッシャーがいない。つまり、マホームズはスターター8シーズンでスーパーボウル5回出場、3回優勝という偉業を、エリートRBに頼ることなく成し遂げた。その意味ではブレイディと同じだった。
とはいえ、マホームズ自身の負担は、年々大きくなっていった。ディフェンスの標的となり続け、負傷も増え、昨年はとうとう大怪我でシーズン終了となった。
マホームズの栄光の8シーズンで、常に頼りになるターゲットだった、TEトラビス・ケルシーは、世界的な歌姫テイラー・スイフトさんとのロマンスを成就させて、今夏結婚。2026年限りでの引退を宣言している。
マホームズが、チーフスに新たな黄金期をもたらすために必要だった相棒は、やはり優れたRBだった。それを、開幕週に見事に実証したのがウォーカーだったのだ。
この試合では、ルーキーRBのエメット・ジョンソンも良い働きを見せた。ジョンソンはパスキャッチも上手い万能バック。ネブラスカ大最終学年の2025年にブレークし、伸び盛りで、ウォーカーと2枚で頼りになるランユニットとなりそうだ。
今季のAFCは、再びチーフスを中心に動いていくのかもしれない。
◇
テイラー・スウィフトさんは、アローヘッド・スタジアムの関係者席からいつものようにチーフスのTEケルシーを応援した。AP通信によると、エミー賞の授賞式よりも、チーフス戦観戦を選んだという。この日は、親交のあるハリウッドスター、トム・クルーズさんと共に観戦したスウィフトさん。7月3日に、ケルシーと結婚していなければ、クルーズさんとの「新たなロマンス」などと騒ぐ人たちもいたかもしれない。
【小座野容斉】
2026-08-07
【陸上】ニューバランスの新作SuperComp Elite v6を履いて順天堂大学の夏合宿を体験、長門監督や選手とジョグも
2026-05-08
“元マリーゴールド”MIRAIが激動続く古巣に緊急メッセージ「力になれるなら私は出たいです」。退団決定の詩美にはスカウト宣言!?【週刊プロレス】
2026-05-13
【陸上】男子800mがアツい! 木南記念・源&田邉が激走で日本歴代5傑が今季誕生
2026-05-13
【相撲編集部が選ぶ夏場所4日目の一番】四股だけじゃない! 再入幕2場所目の琴栄峰が力強く4連勝
2026-05-09
【アメフト】Xプレミア開幕戦、王者パナソニックにオービックはなぜ逆転勝ちできたのか
2026-05-01
【新作情報】「2026BBMベースボールカード1stバージョン」プロ野球カードの入門編にして最高峰「1stバージョン」を堪能しよう!
2024-04-01
ベースボール・マガジン社の人工芝一覧、導入実績、問い合わせ先 [ベーマガターフ]
2026-08-07
【陸上】ニューバランスの新作SuperComp Elite v6を履いて順天堂大学の夏合宿を体験、長門監督や選手とジョグも
2026-05-08
“元マリーゴールド”MIRAIが激動続く古巣に緊急メッセージ「力になれるなら私は出たいです」。退団決定の詩美にはスカウト宣言!?【週刊プロレス】
2026-05-13
【陸上】男子800mがアツい! 木南記念・源&田邉が激走で日本歴代5傑が今季誕生
2026-05-13
【相撲編集部が選ぶ夏場所4日目の一番】四股だけじゃない! 再入幕2場所目の琴栄峰が力強く4連勝
2026-05-09
【アメフト】Xプレミア開幕戦、王者パナソニックにオービックはなぜ逆転勝ちできたのか
2026-05-01
【新作情報】「2026BBMベースボールカード1stバージョン」プロ野球カードの入門編にして最高峰「1stバージョン」を堪能しよう!
2024-04-01
ベースボール・マガジン社の人工芝一覧、導入実績、問い合わせ先 [ベーマガターフ]