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2026-09-12

【NFL】開幕はスーパーボウルリマッチ、シーホークスがペイトリオッツを返り討ち

【シーホークス vs ペイトリオッツ】第4Q最終盤、ペイトリオッツQBメイのパスをインターセプト。勝利を決定的にして喜ぶシーホークスのDBジョーブ=Getty Images

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アメリカンフットボールの世界最高峰・NFLは、現地9月9日(日本時間10日)に2026年のレギュラーシーズンが開幕した。開幕戦は、今年2月の第60回スーパーボウルの再戦、シアトル・シーホークスとニューイングランド・ペイトリオッツが激突。シーホークスがNFL屈指の強力ディフェンスで、リベンジを狙ったペイトリオッツを「返り討ち」にした。

シアトル・シーホークス ○13-10● ニューイングランド・ペイトリオッツ
NFL  Week1 2026年9月9日@ルーメン・フィールド(シアトル)

QBメイ、第4Qに3インターセプト喫す
【シーホークス vs ペイトリオッツ】第4Q、シーホークスが4thダウンギャンブルから、WRスミス=ジグバがTDを奪う。=Getty Images

ペイトリオッツは、序盤から主導権を握った。10プレー、77ヤードのドライブで、メイは落ち着いて、プレーアクションパスでルーキーTE、イーライ・ラリドンにTD(タッチダウン)を決めた。


しかし、後半、メイはスーパーボウルの時のような、ディフェンスに圧倒されるQBに戻ってしまった。

第4Qの序盤、メイは、左サイドライン沿いの隙間を狙ってパスを放ったが、その隙間は塞がれてインターセプトを許し、シーホークスに逆転のきっかけを与えた。
続くドライブでさらにミスを重ねた。メイはディフェンスのシームへパスを投げ込んだが、シーホークスのSFジュリアン・ラブが完璧に読み切り、前に滑り込んでインターセプトを決めた。

そして、試合の最終盤、3点ビハインドのレッドゾーンで最大のミスをしでかした。最低でもFG(フィールドゴール)でオーバータイムに持ち込める状況。QBメイは左側からプレッシャーを感じ、ポケットから抜け出して右へ逃げ、エンドゾーンのWRマック・ホリンズを狙った。しかし、バランスを崩した無理な態勢からのパスだったので、CBのジョシュ・ジョーブにインターセプト。万事休してしまった。

この試合のメイは、20ヤード以上のロングパスが4回すべてインコンプリート、3本がインターセプトだった。

2025年のレギュラーシーズンでは、文句のつけようのない成績で、シーズンMVP投票でも2位になったメイだが、ソフトなスケジュールに恵まれた面が否めない。実際、ポストシーズンゲームでは、パス成績は低下、スーパーボウルでは惨敗した。約7か月ぶりのシーホークスとの対戦では、返り討ちにあった。

FG圏内だっただけに、最後のパスは無理せずに投げ捨てればよかった。高校生のQBでもわかる状況で、TDを狙ってしまったのは、名誉挽回をしないと気が済まなかったのだろう。

緊急事態に動じなかった2番手QBロック
【シーホークス vs ペイトリオッツ】シーホークスQBダーノルドは負傷退場となったが、二番手QBロックが、チームを勝利に導いた=Getty Images


シーホークスは、スーパーボウル王者として迎えた初戦で、先発QBサム・ダーノルドが最初のドライブの3rdダウンでサックされ、股関節を負傷して退場した。試合には戻れず、チームは突然の危機に直面した。

しかし、控えQBの ドリュー・ロック はしっかり準備ができていました。ロックは落ち着いて攻撃を進め、第4Q、残り11分の4thダウン1ヤードからのギャンブルでは、エースWRジャクソン・スミス=ジグバへのショートパス。スミス=ジグバが巧みなヤードアフターキャッチで同点のTDとした。

ロックは派手さはないものの、リスクの高いパスを避けた。前半こそパントが続いたが、チェックダウンを多用、時には自らも走って前進するという安定したプレーで、試合最終盤のオフェンでは、3ドライブ連続で得点を重ね、見事な逆転勝ちを演出した。ロックのパス16/22、187ヤード、1TD、そしてなによりもターンオーバーがゼロ。レーティング113.3 の好成績を残した。ペイトリオッツ守備を圧倒したわけではないが、控えQBに試合序盤の突然の出番にも関わらず、控えQBに求められる以上のパフォーマンスを見せた。

シーホークス守備はメンバーが替わっても健在
【シーホークス vs ペイトリオッツ】シーホークスっディフェンスは、第4Qに3本のインターセプトを決めた。=Getty Images


シーホークスは、今回もマイク・マクドナルドHCが作り上げた守備で勝ち切った。

7カ月前の第60回スーパーボウルで、ペイトリオッツのオフェンスを封じ込め、最高の栄誉を勝ち取った後、オフシーズンにシーホークスのセカンダリーからは数名の選手が去っていった。

コビー・ブライアントはベアーズへ移籍し、タリク・ウーレンはシーホークスのユニフォームを脱ぎ、イーグルスのユニフォームに身を包んだ。そしてシーズン開幕週、ディフェンスの切り札であるニック・エマンウォリが開幕戦に出場できない事態も生じた。

しかし結局、それは大した問題にはならなかった。シーホークスの独創的なQBへのプレッシャーは、前半はスーパーボウルほどの効果を発揮しなかった。ペイトリオッツのオフェンスコーディネーター、ジョシュ・マクダニエルズが巧みにタイミングの良い対抗策を打ち出し、前回は奏功していたエッジブリッツの多くを無力化したからだ。しかし、試合が終盤に入ると、その攻撃的なディフェンスが実を結び始め、ペイトリオッツのQBメイを動揺させ、ターンオーバーのチャンスを生み出した。

ジュリアン・ラブは素晴らしいインターセプトを決めただけでなく、最終的に6回のタックルを記録した。ネヘミア・プリチェットも6回のタックル、2回のパスディフェンス、そして第4Qの3インターセプトのうち最初の1つを記録した。ジョシュア・ジョーブはカバーで持ち直し、6回のタックルに加え、試合を締めくくる最後のインターセプトを記録した。

ペイトリオッツの新エースWR A.J.ブラウン は足首を負傷し、試合に戻れませんでした。オフにイーグルスから移籍して、パス攻撃の中心となるはずだった。勝負強いレシーブが最大の魅力であるブラウンを失ったのは、QBダーノルドの退場がシーホークスに与えた以上の打撃だったかもしれない。ブラウンは足首のねん挫で、4週間以上の欠場となる可能性があると米のスポーツメディアは伝えている。

【小座野容斉】

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