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2018-11-23

相撲編集部が選ぶ 九州場所13日目の一番

※写真上=三段目優勝を懸けた一番は、幕内経験のある宇良が実力を発揮した
写真:月刊相撲

宇良(押し出し)輝富士

 右ヒザの手術で1年休み、先場所から復帰した元幕内の宇良。9月は三段目下位で1敗を喫したが、今場所は負け知らずで輝富士との三段目優勝をかけた一番に臨んだ。

 両者、低い立ち合いから頭をつけ合っての押し合い。輝富士が我慢できず引いたところを宇良がつけいって、一気に前に出て優勝。

「相手をよく見て前に出ようと思っていた。勝ちたい気持ちが強くて緊張してしまった。序ノ口以来の優勝ですから、うれしいです。先場所よりも稽古ができて充実していた」とホッとした表情で語る宇良。

 昨年秋場所、「右膝前十字靭帯断裂」で休場したときの番付は西前頭4枚目だった。今回の優勝で来場所の番付は幕下の中位となる。

「来場所も勝ち越して、番付を少しずつ上げていきたい」

 幕内上位までの道のりはまだまだ長いが、順調にケガから回復しているので、関取復帰の日も近いだろう。

文=山口亜土

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