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2018-11-14

相撲編集部が選ぶ 九州場所3日目の一番

※写真上=埼玉栄高の同級生対決は琴手計に軍配
写真:月刊相撲

琴手計(寄り切り)納谷

 三段目上位で埼玉栄高校相撲部の同級生同士の対戦が実現。元横綱大鵬の孫で元関脇貴闘力の三男の納谷の方がマスコミに注目されがちだが、琴手計も実力的には互角だ。今年の名古屋場所でも顔が合い、琴手計が押し倒して勝っている。

 この日も立ち合いから琴手計が先手を取って突き上げ、相手の上体を起こして素早く二本差した。納谷も苦しい体勢になりながら、首投げを狙うなど粘ったが、琴手計は腰を落として慎重に寄り切った。

「自分から攻めたのでよかったです。いい体勢になっても、逆転されることが多いので気をつけました」と語る琴手計。同級生という意識は、「ないです」と言う琴手計だが、そんなことはあるまい。かなりライバルとして意識しているはず。

 敗れた納谷は、「相手が強かったです」と悔しそう。将来は2人とも幕内に上がるであろう逸材。これから10年は続くライバルストーリーが楽しみだ。

文=山口亜土

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