※写真上=初日、日本勢で唯一の金メダルを獲得した川本
写真◎井出秀人/スイミング・マガジン
国際水泳連盟(FINA)主催の競泳ワールドカップ2018第6戦・東京大会(25m/短水路)の初日が11月9日、東京辰巳国際水泳場にて行なわれた。
好記録は、男子100m個人メドレーで誕生。ロシアのV・モロゾフが今年9月のW杯アイントフォーヘン大会で出した記録に並ぶ50秒26の短水路世界タイ記録をマーク。合わせて出場した50m自由形では20秒49の大会新で、2冠に輝いた。
この日、日本勢で唯一の優勝を果たしたのは、男子100mバタフライの川本武史(TOYOTA)。10月末に行なわれた世界短水路選手権代表選考会で樹立した短水路日本記録には及ばなかったものの、2位に0秒74差つける50秒28と圧勝し、「世界と名の付く大会で優勝したのはうれしい」と喜びを表した。
来年は4年ぶりの世界選手権(長水路)代表入りを狙うシーズンとなる川本は、「昨季はパワーを付けることを中心にやってきて、結果は出ませんでしたが、その上でテクニック面に重きを置いて取り組んできたことが、今(この秋)の好結果につながっていると思います」と自信を深めた。
また、10月にはトルコで世界トップ選手が集う合宿に参加し、英国でも短水路大会に出場してきた池江璃花子(ルネサンス/淑徳巣鴨高3年)は、その疲れが残る中で迎えた今大会だが、100m個人メドレーで3位に。専門種目ではないものの、「予選からレベルが高かったので、正直、メダルは厳しいかと思いましたが、前半から積極的にいけてメダルを手にして良かったです」と鉄の女の異名を取るカティンカ・ホズー(ハンガリー)、池江が100mバタフライでその背中を追うサラ・シェーストレム(スウェーデン)と同じレースを泳いだことで、良い刺激を受けたようだ。
構成◎スイミング・マガジン編集部
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