※2年ぶりに自身の世界記録を更新したピーティ。もう、敵なし!
写真◎Getty Images
4年に1度の開催となる欧州選手権・競泳競技は、英国・グラスゴーにて8月3日から開催されているが(9日まで)、大会2日目の4日に世界新記録が2個、誕生している。
まずは、男子50、100m平泳ぎの絶対的王者として君臨するアダム・ピーティ(英国)。大会2日目の4日、100m平泳ぎ決勝で2年前のリオ五輪で自身が打ち立てた世界記録を0秒03更新する57秒10をたたき出した。前半50mのラップは26秒75、後半50mのラップは30秒35と、嘆息ものの記録で、全体でも2位のジェイムス・ウィルビー(英国)に1秒54差をつけた。
ちなみに昨年の世界選手権男子200m平泳ぎ王者に輝いたアントン・チュプコフ(ロシア)は、59秒06の自己ベスト(前半50m28秒31)で3位入賞を果たしている。
また、男子50m背泳ぎでは18歳の新鋭、クリメント・コレスニコフ(ロシア)が24秒00をマーク。リアム・タンコック(英国)が保持していた世界記録を9年ぶりに0秒04更新してみせた。コレスニコフは同国の先輩のエフゲニー・リロフが優勝した昨年の世界選手権200m背泳ぎでは4位に入っていた選手で、今後も楽しみな選手である。
日本関連で気になった種目としては男子200mバタフライで、ハンガリーの18歳、クリストフ・ミラークが1分52秒79の大会新で優勝したこと。3月のハンガリー選手権でマークした自己ベストに0秒08およばなかったが、1分52秒台の実力をいかんなく発揮。来年以降の世界大会での優勝候補に名乗りを挙げている。
文◎スイミング・マガジン編集部
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