
4月27~30日の4日間、東京辰巳国際水泳場にて行なわれたアーティスティックスイミング(AS)のJAPAN OPEN 2018、第94回日本選手権。シンクロナイズド・スイミングから名称が変更されて初開催となる今大会だが、国際水泳連盟主催のASワールドシリーズの第3戦でもあるJAPAN OPEN 2018はテクニカルルーティン(TR)、フリールーティン(FR)それぞれで表彰され、日本選手権はTRとFRの合計得点によって最終順位が決まる方式で行なわれた。
JAPAN OPEN2018に出場した日本代表は新たなに5名が加わり、五輪種目のデュエット、チームはすべてのルーティンを一新するなど、新生マーメイドジャパンとしてスタートを切った今大会。中でもエースの乾友紀子は、本間三和子・日本水泳連盟シンクロ委員長、日本代表の井村雅代ヘッドコーチがそろって「ソリストとして成長を遂げ、素晴らしい活躍」と評価するほどのパフォーマンスでソロ2種目を勝ちきり、代表全体に勢いを与えた。
一方、その乾と中牧佳南のデュエット(タイトル写真)は、堅実な演技でTR、FRともに優勝を飾ったが、「よく頑張ったと思うが、問題はここからも継続して成長していけるかどうか。世界で見ると、まだまだ課題が多い」と井村ヘッドも厳しい評価を下す一方、夏のアジア大会までの2人の成熟度に期待を寄せていた。

安定した演技で貫禄を見せつけたエース・乾。井村ヘッドは「表情が抜群に良くなった。会場の一番上にいる観客まで訴えられる表現力が身についてきた。あとは上体の量感でアピールできるようになれば」と高く評価した
混合デュエットでは、TR、FRともに世界王者のイタリア組に次いで、安部篤史&足立夢実が2位に。また、TRのみの出場だったが、4位の宮内花菜&岩崎尽真は、正式種目となって初開催となる7月の世界ジュニア選手権(ハンガリー)の代表として、シニア相手に貴重な経験を積んだ。
また、最終日には、2月の平昌五輪女子フィギュアスケート4位入賞の宮原知子が会場を訪れた。宮原の実家は、1992年バルセロナ五輪ソロ、デュエットの銅メダリストの奥野史子さんの実家が近いという縁もあって、AS初観戦が実現。「特にソロ種目は、審判へのアピールなど、フィギュアと似ていると思った部分もある。水中に潜ったまま、脚だけで表現するところがすごい」と感想を述べた。

初観戦のASに刺激を受けたというフィギュアの宮原
★JAPAN OPEN 2018優勝者
ソロTR/乾友紀子(日本) 90.3361
ソロFR/乾友紀子(日本) 92.9667
チームTR/日本 90.7041
チームFR/日本 92.2000
デュエットTR/乾友紀子&中牧佳南(日本) 91.0427
デュエットFR/乾友紀子&中牧佳南(日本) 92.4333
ミックスデュエットTR/フラミニ・マニラ&ミニシニ・ジョルジオ(イタリア) 88.3920
ミックスデュエットFR/フラミニ・マニラ&ミニシニ・ジョルジオ(イタリア) 89.6333
ハイライトルーティン/フランス 84.2667
★日本選手権優勝者
ソロ/藤原茉那(長野シンクロクラブ) 83.6333
デュエット/河野みなみ・大澤友里子(アクラブ調布) 166.6558
チーム/東京ASクラブAチーム 168.3473
フリーコンビネーション/東京ASクラブAチーム 85.0667
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