台風18号の進路予報を元に、3日間開催から2日間開催となった今年のえひめ国体競泳競技。1日短縮しての全53種目実施は、選手によっては負担の大きいものとなったが、国体の大会意義を考えると、関係者の方々の競技日程の変更判断は正しいものだったといえる。9月15日、16日で無事、全日程を終えた。(このあたりの背景は「スイミング・マガジン11月号」にて)。
さて、国体では屋外の仮設プールで初めて行なわれた今大会、初日は風が少し気になる程度で、雨の影響はほとんど受けなかったが、2日目は雨が降り続き、時には強いものとなった。世界選手権組もシーズンの締めくくりとして臨んでいたので、「記録は期待できないかな」と思っていたら、出た。
少年A女子50m自由形で、池江璃花子(東京)が24秒33と自己ベストを0秒15更新し、日本新記録を樹立した。池江は国体の同種目では3年連続の自己ベスト更新となった。
気温22度(筆者調べ)、他の選手も「水が冷たい」と口をそろえていたように、条件は決して良くなかった、いや悪かったと言っていいだろう。池江はダウンコートを身にまとい防寒しながら入場するほどだったが、「(スタート台の真後ろから)東京チームの声援を受けていた」ことで、「ず~と笑顔で、何か楽しそうだった」(弊誌カメラマン)というように、気持ちが前向きになっていたのかもしれない。
池江は「はっきり何がよいかわからないけど、泳ぎの感覚が良かった」という。
池江の日本新を見て、「雨の国体+日本新」で思い出したのは、2008年の大分国体の初日。成年男子100mバタフライで28歳の河本耕平(新潟)が51秒33の日本新(年齢、記録共に当時)をマークしたときのことだ。
前方5m先の視界が遮られるほどの降雨に見舞われ、競技が中断される時間帯もあったその日。取材エリアのプールサイドは今大会よりもひどい状況となり、無事に競技が終了するのか心配するほどの環境だった。
そのときも、「記録よりも無事終われば…」と思っていたら、日本新が出たのである。河本のコメントを振り返ってみると、「よく分からないけど、自分の泳ぎに集中できたことかもしれません」。
悪条件下のレースほど、気持ちや集中力がモノを言うのかもしれない。
文/牧野 豊
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