インドネシア・ジャカルタで行われるアジア大会。陸上競技は25日からスタートする。男子100mで実は注目となる2人のスプリンターを紹介する。
写真:アジアジュニア、U20世界選手権の100mを制したゾーリは地元期待の選手(写真/椛本結城)
すでに競泳やバドミントンなど、多くの日本代表が活躍しているアジア大会。8月25日からスタートする陸上競技で、花形となるのが男子100mだ。
日本からは山縣亮太(セイコー)と、ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)の2人が出場。9秒91のアジア記録を持つ中国の蘇炳添(スー・ビンチャン)たちを中心に、アジアにも強力なライバルたちがいる。
日中対決に特に注目が集まるが、実はアジアには2人の“世界一のスプリンター”がいる。
地元インドネシアの期待を一身に背負うのが、ラル・ムハンマド・ゾーリだ。
今年6月に岐阜で行われたアジアジュニア選手権(19歳以下)の男子100mで10秒27をマークして優勝すると、その勢いのままフィンランドで行われたU20世界選手権に乗り込んだ。
決勝では8レーンから力強い走りを見せると、10秒18のインドネシア新記録で世界一に輝いた。インドネシアにとって、U20世界選手権の初金メダルが男子100mという快挙だった。
現地紙の報道によると、ゾーリはインドネシア東部で地震が続くロンボク島出身。決して裕福な生活ではなく、木と竹で織った小さな家で暮らしていたという。
ゾーリは決して大柄ではないが、後半に強さを見せる選手。地元の大観衆を味方につけるのは必至で、同組の選手たちは相当な圧を感じることだろう。
期待の新星・ゾーリが決勝進出なるか、そしてどんな走りを見せるかにも注目したい。
昨年、地元・台北で行われたユニバーシアードで、100mを制したのが楊俊瀚(ヤン・チュンハン)。
地元期待のゾーリ。アジアジュニア、U20世界のチャンピオンだ(写真/椛本結城)
昨年の夏、地元・台北で行われたユニバーシアードで、100mを制したのが楊俊瀚(ヤン・チュンハン)。
176㎝と決して上背はないが、中盤から後半にかけての力強さ、そして何より勝負強さが光る伸び盛りのスプリンターだ。
台湾陸上界のスーパースターで、ユニバーシアードでは地鳴りのような大声援のなか、プレッシャーに打ち勝って10秒22で世界一。台湾にとって同種目初の金メダルだった。
今年6月の日本学生個人に出場すると、準決勝で10秒18、決勝では10秒11と自己記録を更新。10秒0台は視界にとらえており、アジア大会でもメダル争いに加わってもおかしくない。
台湾の英雄、楊。10秒0台、そして9秒台を目指す(写真/椛本結城)
日本人選手の活況はもちろん、中国人2選手が立て続けに9秒台、ユニバーシアード・U20世界選手権の王者が“陸上王国”以外から誕生と、アジア人が存在感を示している男子短距離。注目スプリンター多数のアジア大会男子100mは、どのような決着となるか――。
男子100mスケジュール予定(※日本時間)
8月25日(土)
予 選 17:00~
8月26日(日)
準決勝 16:50~
決 勝 19:25~
文/向永拓史
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