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2020-10-09

【ボクシング】WBOアジア王者・森が11月V2戦に向け、関西へ出稽古

森の右リードが殿本を捉える

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WBOアジアパシフィック・フェザー級チャンピオン森武蔵(20歳=薬師寺)が8日、大阪市内の勝輝ジムで前日本ユース・フェザー級王者の殿本恭平(25歳=勝輝)と4ラウンドのスパーリングを公開した。森は11月28日(土)、東京・後楽園ホールで開催される『フェニックスバトル』のメインイベントで、同級6位の溜田剛士(27歳=大橋)を迎え、2度目の防衛戦で拳を合わせることが決まっている。

 スパーリングは開始から激しい打ち合いの展開。サウスポーの森は右フックを強振すると、殿本も負けじと踏み込んで右ストレートを返す。両者一歩も退かず白熱した。

 スパーリングを終えた森は「2日前にもやらせてもらったんですが、その時は自分の動きができなかった。パワーに頼るというか、左に頼っていたので、そこを改善して、今日は足と右を使ったら良いスパーになったと思います。今はいろいろなことを試している感じです」と久しぶりのスパーリングに手応えを感じた様子。「(新型コロナウイルス感染防止の)自粛期間、半年(スパーリングを)やれてなかったんですが、しっかり走り込んでいました」と調整具合を話し、「あとはケガをしないように、もっともっと上げていきたいですね」と以降のさらなるペースアップを宣言。そして次戦については「ここで比べられているようなレベルじゃないと思うので圧倒して勝ちます」と強気の発言を残した。


森(左)と殿本

 パートナーを務めた殿本は「まだそこまでスパーリングをこなしてないようなので怖さは感じなかったけど、ここから上げていくんでしょうね。でも強いっすよ」と、森の印象を語った。

 森に同行している薬師寺保栄会長は、「アマチュアの選手を含めて、今日の殿本選手のようなトリッキーな動きをしてくれる選手はなかなかいないのでありがたいです」と関西遠征に満足の様子。


薬師寺会長は、愛弟子の大きな飛躍を期待した

「次の試合は関東でできるので、『森武蔵』っていう選手を覚えてもらうためにも圧倒的な勝ち方をして、次につなげてほしい」と、愛弟子に期待を寄せた。

文&写真_加藤健太郎

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