2018年ドラフト会議で広島から1位指名を受けた報徳学園高・小園海斗の打撃フォーム。
写真/ベースボール・クリニック
昨夏の甲子園初戦(2回戦)の聖光学院高との試合では3本の二塁打でいずれも得点し、勝利に貢献した(3対2)。写真は初回の先頭打者で打った1本目のもの。146㌔のストレートをレフトの右へ打ち返した。
報徳学園高の大角健二監督が評価するのは「フォーム中に軸足がブレないところ」。まず、打席に入るときに軸足を置くポジションを時間をかけて丁寧に固める。
そして、構えのポジションからステップ足を上げてタイミングを取る中でも、軸足が伸びることなく、重心の上下動がない。そして、⑧にかけて割れをつくっていく過程では重心が十分に軸足に残っている。
打ったのはアウトコースのストレートで、インパクトからフォローにかけてヘッドが落ちないのは、リードする右ヒジを体から離さない意識が現れているもの。右ヒジが地面を向いて左手首を返してくるのがポイントだ。これらが逆方向にも強い打球が打てる理由になっている。
小園海斗 こぞの・かいと
兵庫県・光ガ丘中出身(枚方ボーイズ)
178cm79kg/右投左打
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