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2020-10-17

開幕連勝のメイジ、「筑波の関」に挑む。10月18日(日)に対戦!


 10月17日、18日の週末、関東大学ラグビーはリーグ戦、対抗戦の両グループで第3節を迎える。

 リーグ戦では東海大、日大、流経大、そして対抗戦では早大、明大、帝京大が、開幕以来2戦2勝を収めている。いずれも昨季上位校で、順当な滑り出しと言える。そんななか、今節、最注目のカードは明大vs筑波大(18日14時@熊谷ラグビー場・有料試合・当日券なし)だ。

 一昨季は大学日本一、昨季は準優勝に終わり、覇権奪回へ意気盛んな明治だが、筑波戦は鬼門。

常に大学選手権上位に上り詰めるチームではないが、筑波は、明治にとって思わぬ苦戦を強いられてきた相手だ。1995年度には、対抗戦連勝を50で止められる、手痛い黒星を喫したこともある(筑波大はその前年6位、大金星となった。ちなみに明治は筑波に敗れた同年度に、大学選手権優勝を飾る)。

 当時は現役2年生だった田中澄憲監督は筑波戦に向けて「泥臭いプレー、フィジカルの強い相手、そこのファイト(格闘)でまず負けないこと」と、気を引き締めている。

明大の司令塔には開幕以来10番を背負う1年生の池戸将太郎。前節・青学戦ではプレースキックを11本中6本外す不調に襲われたが、フィールドでは最後までのびのびとプレーし、かえって肝の太さを見せつけた。「自分の持ち味は、パスとキック、ラインを動かすこと。チームを勝たせるのがSOの役目なのでプレッシャーは感じます。感じますが、開き直ってやるしかない」とはらを括っている(ちなみに池戸の父・成記さんは筑波大OB/東京都教員)。

 チャレンジャーの筑波大は、開幕戦で慶應を破り、帝京には敗れて迎える今週末。前節では大敗(17-54帝京)を喫したが、明治戦への意欲は満々だ。嶋崎達也監督にとっては局面の個々のパワー差は想定内だった。「初めての重い相手に、できていたことができなくなる。心配していたことでした」。選手にフィジカルの「抗体」ができた今、自分たちのスタイルにかえるきっかけの一戦としたいところ。

 豪快なオフロードで鮮烈な開幕デビューを果たした新人・谷山隼大は、CTBで先発する。前節はケガで休んだが、早くも復帰。筑波の攻守のポイントとなりそうだ。メンバーの信頼を集めるCTB嶋田修が後半から投入されるBKの布陣は個性的で層が厚い。タレントが居並ぶ明治に一泡吹かせるつもりだ。

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出場メンバー(関東ラグビー協会にて発表済み:17日0時時点)

⚫︎筑波大学 今季:2戦1勝1敗(昨季:対抗戦4位扱い、大学選手権ベスト8)

FW木原優作、安里大吾、山崎昇悟、中原健太、八木澤龍翔、梁川賢吉、岩田真樹、中田都来、HB鈴村淳史、山田雅也、TB仁熊秀斗、岡嵜航大、植村陽彦 FB松永貫汰
RS肥田晃季、小山峻哉、田中希門、深山竣介飛高昂空、今井快、一口隼人、嶋田修

⚫︎明治大学 今季:2戦2勝(昨季 対抗戦優勝、大学選手権準優勝)

FW山本耕生、田森海音、大賀宗志、片倉康瑛、武内慎、福田陸人、繁松哲大、箸本龍雅、HB飯沼蓮、池戸将太郎、TB石川貴大、森勇登、児玉樹、小島昴、FB石田吉平
RS紀伊遼平、中村公星、為房慶次朗、山本嶺二郎、山本龍亮、齊藤誉哉、廣瀬雄也、松本純弥

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