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2020-10-18

ブレディスローカップ第2戦はNZが快勝 新鋭クラークなどが躍動し豪州下す


 ニュージーランド代表“オールブラックス”とオーストラリア代表“ワラビーズ”による伝統の戦い、「ブレディスローカップ」の第2戦が10月18日にオークランドのイーデンパークでおこなわれ、ホームチームのニュージーランド代表が27-7で快勝した。
 第1戦は引き分けており、1勝1分としたニュージーランド代表は、今月31日にシドニーで予定されている第3戦(兼 ラグビーチャンピオンシップ開幕戦)に勝つか引き分けなら、18年連続でブレディスローカップを保持することになる。

 序盤、チャレンジャーのオーストラリアがゴールに迫ったが、ニュージーランドはNO8アーディー・サヴェアがブレイクダウンでからみピンチを脱出した。

 けがから復帰したFBボーデン・バレットや、初先発のルーキーWTBケイリブ・クラークなどが躍動して次第に活気づいたニュージーランドは、前半18分にSOリッチー・モウンガがPGを決めて先制。20分すぎにはキック&チェイスでプレッシャーをかけて敵陣深くに入り、スクラムから攻め、ゴール前の密集からSHアーロン・スミスが突っ込んで加点した。

 対するオーストラリアは28分、FLネド・ハニガンの中央突破からチャンスとなり、連続攻撃をWTBマリカ・コロインベテがフィニッシュ。

 10-7と、ニュージーランドの3点リードで折り返した。

 後半はニュージーランドが立ちあがりよく攻め込み、42分(後半2分)、WTBジョーディー・バレットが5点を追加。45分には21歳のパワフルなWTBクラークが自陣からのカウンターで大きくゲインしてチャンスとなり、NO8サヴェアがトライを決めてリードを広げた。

 ニュージーランドはディフェンスでも奮闘し、49分、オーストラリアのWTBコロインベテが弾丸となってゴールに突っ込んだが、SOモウンガ、CTBアントン・レイナートブラウンなどが懸命に守ってグラウンディングを許さなかった。

 その後も堅守で自陣深くから脱出したニュージーランドは、53分、LOパトリック・トゥイプロトゥが相手の防御網を突破し、サポートについていたキャプテンのFLサム・ケインがディフェンダーをかわしてインゴール中央に持ち込み、勝利を引き寄せた。

 ニュージーランドはブレディスローカップ防衛に王手。2002年以来の奪取をあきらめないオーストラリアは、自国のシドニーとブリスベンでおこなわれる残り2戦で連勝することが条件となる。

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