8月6日第2試合、神村学園(鹿児島)佐賀北(佐賀)に7対2で勝利。1回戦を突破した。

※上写真=神村学園は佐賀北との1回戦を7対2で初戦突破。ケガにより記録員に回った元四番・井上幹太の分も全力で戦った
写真◎石井愛子

全国デビューは春へ持ち越し

 182cm、89kg。
 7対2で佐賀北(佐賀)との九州対決を制した神村学園(鹿児島)のベンチには、記録員としてはあまりにも似つかわしくない大男がいた。

 慣れないスコアブックを片手にチームメイトに声援を送った井上幹太は本来なら四番を務める強打者だ。塩田将孝部長も「1番練習するし、1番バットを振る。五番の田中大陸を強化したような選手。井上がいたら間違いなく四番です」と断言する。

 不動の四番を悲劇が襲ったのは、ゴールデンウイークに行われた関西遠征初戦の智弁学園(奈良)戦。二塁へスライディングした際に左足半月板を負傷し全治4〜5カ月の大ケガを負ってしまった。
 その時点で夏の出場は絶望的となったがまだ2年生、選抜出場へとつながる秋には復帰できる見込みだ。

 現在高校通算8本塁打。

「秋からで20発か30発、打ちたいです。四番も絶対譲れないですね」

 チームは古川朋樹、桑原秀侍、田中大の2年生トリオが主軸を務めているが、ケガで出遅れたからといって引き下がるつもりは微塵もない。

 熊本出身ながら黒豚で有名な鹿児島の高校に在籍するだけあって好きな食べ物はトンカツ。初戦前夜のメニューはゲン担ぎの意味もあってかトンカツだったが、運動量の落ちている今は太ってしまうためご飯は3杯に「抑えた」。
 好きな選手はベーブルース。どっしりした感じに憧れているという。ごつい体格に黒く焼けた肌、しかし不思議と圧迫感はなく可愛げさえ感じさせる。

 7カ月後、次回は制服姿ではなく鹿児島のベーブルースとして甲子園の土を踏みたい。

文◎小中翔太(スポーツライター)

おすすめ記事

おすすめ商品


This article is a sponsored article by
''.