2019年全国高校野球選手権大会13日目の準決勝2試合はいずれも隣県対決。大会も大詰め。4校ともに初優勝を狙う。

第1試合 準決勝
履正社(大阪)-明石商(兵庫)

 履正社は打線が活発で4試合連続で2ケタ安打をマークし、計34得点を挙げている。中でも四番の井上広大が11打点と中村奨成(2017年広陵、現・広島)が持つ大会記録(17)まで視野に入れた。投手陣は4試合すべてで先発し、2試合を完投している清水大成への負担が気にかかるだけに、打線の力でカバーしたい。
 対する明石商は3試合すべてで1点差ゲームをモノにして春夏連続のベスト4入り。試合の機微を見定めた盗塁、スクイズなどの小技が冴える一方で、来田涼斗、重宮涼、安藤碧ら主軸は力強さがある。2年生エース・中森俊介は中6日となった八戸学院光星との準々決勝は、リリーフで2回1/3を投げたのみでそれほど疲労感なく準決勝に臨めるだろう。
 明石商・中森対履正社打線をポイントに、試合は展開されそうだ。

画像: 好調を維持する履正社の四番・井上広大。打撃戦に持ち込めば履正社に分がある

好調を維持する履正社の四番・井上広大。打撃戦に持ち込めば履正社に分がある

写真/早浪章弘

第2試合 準決勝
中京学院大中京(岐阜)-星稜(石川)

 中京学院大中京は北照との2回戦、東海大相模との3回戦、作新学院との準々決勝のすべてで終盤の集中打でビッグイニングをつくり、逆転勝ちを収めてきた。投手陣はここまで、不後祐将、元謙太、赤塚健利、村田翔の4投手が登板し、序盤の失点を最小限に抑えることで勝機を築いている。
 星稜は仙台育英との準々決勝でエースの奥川恭伸を温存した。奥川は延長14回を完投した3回戦の智弁和歌山戦から中2日となる。仙台育英から4本塁打を放ち、17点を奪った上り調子の攻撃陣で、奥川の負担を減らす展開に持ち込みたい。

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